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雑記帳

新型護衛艦「くまの」就役

主要武装は、62口径5インチ砲を1基、防空ミサイルにSeaRAMを1式、艦対艦ミサイルSSM装置を1式(左右両舷)、対潜システムを1式、対機雷戦システム1式
 海上自衛隊の新型護衛艦「くまの」が、令和4年3月22日に就役しました。
 従来型の汎用護衛艦に比べて船体を小型化し、より少ない90人ほどの乗組員数で運用できるようになっています。

 本来は、フリゲート艦に分類されますが、対空戦や対水上戦など多様な任務に就けるように設計し、主に掃海艇が担ってきた機雷掃海機能も備えています。

 「くまの」は多機能護衛艦「FFM」と呼ぶ新型艦で、「もがみ」型2番艦ですが、「もがみ」の進捗状況が遅れたため、同型艦で初めて就役した艦艇になりました。

 海上自衛隊はFFMの配備を進め、2030年代前半までに護衛艦の4割ほどを置き換える計画を持っています。

 「くまの」は全長133メートル、基準排水量3900トンです。 レーダーで捕捉されにくいよう外観の凹凸を抑えています。周囲を確認する監視カメラも多く搭載し、見張りなどに従事する人員を減らしました。

 少子化に伴う採用難などで自衛隊にとって人員を減らせる装備の開発が重要になっています。

 主要武装は、62口径5インチ砲を1基、防空ミサイルにSeaRAMを1式、艦対艦ミサイルSSM装置を1式(左右両舷)、対潜システムを1式、対機雷戦システム1式をそれぞれ備えています。

 また、FFMをモデルにした艦船の海外への輸出も視野に入れています。

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