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雑記帳

海上自衛隊の潜水艦「たいげい」就役

 海上自衛隊の最新型潜水艦「たいげい」が、令和4年3月9日、就役しました。

 現役の潜水艦は、平成10年から就役がはじまった「おやしお型」9隻、平成21年に就役がはじまった「そうりゅう型」12隻についで、「たいげい型」1番艦の「たいげい」です。
 「たいげい型」2番艦である「はくげい」が現在建造中です。
 3番艦4番艦が建造中ですが、コードネームがついているだけです。

 「たいげい」は、全長84メートル、全幅9.1メートルは、そうりゅう型と同じですが、深さ(高さとはいわないようです)は10.4メートルとなり、そうりゅう型より少し大きくにっています。
 基準排水量も3000トンですから、大きいですね。

 といっても、アメリカのオハイオ級原子力潜水艦は1万8750トンですから、比較になりません。
 アメリカの原子力潜水艦は、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を発射するために潜水していると言っても過言ではありません。搭載している魚雷はわずかです。
 1隻につき核弾道ミサイル24基搭載ということで、アメリカのすべての核ミサイル基地が全滅しても、敵国の主要都市や核ミサイル基地を、すべて更地化することができます。
 アメリカを核攻撃すると、アメリカのすべての核ミサイル基地を全滅させても、アメリカの潜水艦から自国の主要都市や核ミサイル基地を攻撃されて、攻撃した国も終了します。

 たいげいは、そうりゅう型11番艦「おうりゅう」、12番艦「とうりゅう」に続き、リチウムイオン蓄電池を搭載し、ディーゼル電気推進方式の通常動力型潜水艦です。

 日本の潜水艦は、従前は、魚雷を発射して敵の艦船や潜水艦を沈めるための潜水艦でしたが、「たいげい」は、海上標的に向けて水中発射する対艦ミサイル「UGM-84Lハープーン・ブロック2」も搭載できるようになっているそうです。
 一式200億円以上だそうです。

 敵基地攻撃能力の1つにもなり得えますが、射程は248キロですから、地上への攻撃は接近しなくてはなりません。

 日本の技術からすれば、SLBMも搭載できる潜水艦は建造できるのでしょうが、専守防衛ということから、あえて搭載できる潜水艦は建造しないのでしょう。
 また、原子力潜水艦も建造しないのでしょうね。
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