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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

コロナ禍のホテル「長期滞在」想定外の人気

 ホテル業界が長期滞在型の宿泊プランを相次ぎ打ち出しています。

 コロナ禍で旅行需要が激減していることによります。
 外国からの旅行客はもちろん、国内の旅行客も激減しています。

 ホテル側は1泊当たりの料金が通常の半額以下など破格の低価格で提供します。
 ただ、ホテルを空室にしておいては1円の金も生みませんから、安定収入を望めるという点で、やむを得ないことかも知れません。

 テレワークということもあるでしょう。
 家族の感染予防ということもあるでしょう。
 旅行気分を味わいたいということもあるでしょう。
 プチ贅沢ということもあるでしょう。
 一流ホテルに1泊2名2万円と程度で泊まれるということは大きいですね。
 Go Toトラベルのころ流行りました。

 コロナと関係のない用途としては、自宅と離れたところでの連続労働や、何校も連続して受験する時や、自宅リフォーム中の仮住まいのためなどがあります。

 大阪では、滞在の目的を新たに用意し、利用拡大につなげる動きもあります。
 「リーガロイヤルホテル」を運営するロイヤルホテルは令和3年10月、介護施設運営会社と組み、大阪市の旗艦ホテルで歩行訓練などリハビリ支援が受けられる宿泊プラン(30泊196万円から)を始めました。

 中小のホテルにも浸透しています。
 1週間以上の長期連泊予約サイト「マンスリーホテル」の調べでは、利用者の1泊の平均価格は3448円で、会社員がワーケーション半数を占めるそうです。

 ホテルを自宅代わりに使うといえば、阪神淡路大震災のときに、阪神間に住む弁護士さんで、自宅が被災された方々が、ホテルを自宅代わりに使用していたことが記憶に残っています。
 結構、高級ホテルに宿泊している弁護士さんが多かったですが、そのころは、弁護士の収入も高かったのでしょうね。
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