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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

ミュンヘン、札幌、ミルウォーキー

 サッポロビールCMソングに

「 知っていますか 知ってるかい 世界のビールの名産地
ミュンヘン、札幌、ミルウォーキー 旨いビールの合言葉
ミュンヘン、札幌、札幌、ミルウォーキー」
 というのがありました。古い話ですが・・

 すべて緯度が同じと勘違いしている人おられませんか。
 結構、勘違いしている人が多いようです。

 札幌とミルウォーキー(アメリカ)は北緯43度前後でほほ同じです。
 しかし、ミュンヘンは北緯48度にあります。

 北緯43度といえば、イタリアのミラノ、フランスのマルセイユとほぼ同緯度です。

 ミラノからミュンヘンに行こうとすれば、スイスを通らないと着きません。小さいとはいえ、国をこえなければならないほど離れています。

 先程述べたように、ミュンヘンは北緯48度です。
 私が留学時に住んでいたボンの緯度は北緯50度です。
 ちなみに、今話題のキエフは、北緯50度27分0秒です。
 北緯50度といえば、第二次世界大戦前の、樺太のソ連領と日本領の境界線でした。

 そして、稚内市の宗谷岬が北緯45度31分ですから、ミュンヘンは北海道の北端より北にあります。

 ミュンヘンは、大陸西岸は暖流である北大西洋海流のため気候は比較的温暖です。
 ですから、札幌、ミルウォーキーとならんで、ビールの生産量が多いというわけです。

 ちなみに、1人あたりのビールの消費量が一番多いのはドイツと思っている方おられませんか。
 ベルギーが1人あたりのビールの消費量トップです。

 ドイツは、案外、ビールではなくワインを飲む人が多いです。
 北部ドイツはワインが主流、南部ドイツはビールが主流と考えていただいても、大きな間違いはありません。

 ちなみに、ドイツビールは、日本人の口に合わないのか(米とコーンスターチが入っていません)、ドイツの日本料理店や日本食販売専門の店には、キリンやアサヒのビールがおいてあったり、販売されています。


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