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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

SWIFT

 ロシアによるクリミア侵略で、日本を含む西側諸国は、ロシアの金融機関にSWIFTを利用させないという経済制裁を科すことになりました。

 SWIFT(Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication)は、一般にあまりなじみがないですね。
 SWIFTは、国際銀行間通信協会は、銀行間の国際金融取引を仲介する協同組合、あるいは、提供される決済ネットワークシステムのことです。

 私は、1982年(昭和57年)から1984年(昭和59年)までドイツに留学していましたが、大阪地方裁判所から、東京銀行・デュッセルドルフ支店の私の口座に、給与とボーナスと在外勤務手当を、ドイツマルクに両替して振込んでもらっていました。

 もっとも、国際送金の仕組みなどはわかりませんでした。
 ただ、振込んでもらうだけですから。

 SWIFTを知ったのは、留学から帰ってきたとき、ドイツのアパートの家主(個人)から、1か月分余分に振り込んでいるから、銀行口座を教えてほしいと連絡があったときです。
 自動引き落としにしていて、計算を間違えて1か月遅く停止手続きをとったので、1か月分余分に振り込んでいたことになります。
 といっても、800ドイツマルクですから6万円程度の少額です。
 1984年(昭和59年)8月のことでした。
 ドイツ人も律儀ですね。

 振込んでもらうためには、被仕向銀行(送金してもらう口座のある銀行)の「SWIFT CODE」が必要でした。
 「YOSHIKI NISHINO」が「VOSHIKI NISHINO」に間違っているということで、手数がかかりましたが、無事入金されました。


 次は、私が弁護士になってからのことですが、ドイツミュンヘンを旅行していたとき、ホテルで盗難に遭ったので、帰国後に、ホテルが加入しているドイツの保険会社から保険金が送金されました。現金の盗難に保険が出るとは思いませんでした。ミュンヘンの警察署にいって、被害届を提出しておいたのが幸いでした。

 池田銀行堂島支店に振り込んでもらいました。

 マネー・ロンダリング

 私が、ヨーロッパの保険会社から、保険金(盗難保険)800ユーロを、私の日本の預金口座に振込んでもらったのですが、「これは、どこからの、何のお金ですか」と、銀行から、早速電話がかかってきました。送金者が保険会社(〇〇Versicherung)になっていますから、それ以外には考えられないのですが、保険会社という単語が、英語ではなくドイツ語ですから、わからなかったんでしょうね。

 1984年(昭和59年)当時は、全く問題なく入金されましたが、マネーロンダリングがうるさくなっていましたから。


 池田泉州銀行・外国送金サービス(被仕向送金)のリンクをはっておきます。

 外国の銀行からの円建送金または外貨建送金あるいは国内の銀行からの外貨建送金をご指定の円預金口座または外貨預金口座へご入金いたします。送金が到着した場合には、お取引店よりご連絡のうえ、お受取理由の確認等をさせていただいたうえでご入金いたします。

 お受取人さまの取引銀行に関する情報

銀行名(BANK NAME) THE SENSHU IKEDA BANK, LTD.
SWIFT CODE BIKEJPJS
支店名(BRANCH NAME)
支店住所(BRANCH ADDRESS)

お受取人名(=口座名義)(BENEFICIARY'S NAME)
お受取人住所(BENEFICIARY'S ADDRESS)
お受取人電話番号(BENEFICIARY'S TELEPHONE NUMBER)
店番号-口座番号(ACCOUNT NUMBER)

 ロシアの金融機関が、SWIFTが利用できないということは、「SWIFT CODE」が指定できず、入金手続きがとれないということですね。
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