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雑記帳

量子コンピュータ



平成29年11月20日、NTTなどが、スーパーコンピューターを超える膨大な量の計算を瞬時にこなす量子コンピューター「QNN」を開発し、平成29年11月20日から試作機を無償で一般公開されています。

 通常のコンピューターは、あらゆる情報を0と1の数字に置き換え、1文字ずつ処理していきますが、量子コンピューターは、量子状態に特有の性質を生かし、0と1を重ね合わせて並行処理するため、飛躍的にスピードが上がるそうです。

 処理能力が4ある通常のコンピューターは、4つの数字しか処理できませんが、量子コンピューターなら16個の数字を処理できます。処理能力が高まるほど、その差は開いていきます。

 QNNは、光ファイバーの中を光パルスが回り、「組み合わせ最適化問題」と呼ばれる複雑な問いの解を一瞬で導くことができ、理研のスーパーコンピューター「Shoubu(菖蒲)」と比べ、100倍の速度で計算できる能力があるとのことです。

 よくわかりませんが、ともかく「速い」のでしょう。

 いずれにせよ、量子コンピュータは将来の技術ですが、現在、実用化され、使用されているコンピュータは従前の技術です。

 令和3年11月に発表されているスーパー・コンピューターの10位までのランキングと日本の他のスーパー・コンピューターのランクは以下のとおりです。
 富岳は4年連続1位だそうです。

1 日本・理化学研究所「富岳」 44京2010兆回
2 米国・オークリッジ国立研究所「サミット」 14京8600兆回
3 米国・ローレンスリバモア国立研究所「シエラ」 9京4640兆回
4 中国・無錫スパコンセンター「神威太湖之光」 9京3014兆回
5 米国・ローレンスバークレー国立研究所「パールムッター」 7京870兆回
6 米国・半導体大手エヌビディア「セレネ」 6京3460兆回
7 中国・広州スパコンセンター「天河2A」 6京1444兆回
8 ドイツ・ユーリッヒ研究センター「ジュエルス・ブースターモジュール」 4京4120兆回
9 イタリア・エネルギー大手エニ「HPC5」 3京5450兆回
10 米国・マイクロソフト「ボイジャー-EUS2」 3京50兆回

16 日本・産業技術総合研究所「ABCI2.0」 2京2208兆回
17 日本・東京大情報基盤センター「ウィステリア/BDEC-01オデッセイ」 2京2121兆回
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