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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

塩野義製薬の経口抗ウイルス薬

 塩野義製薬は、令和4年1月31日、開発中の飲み薬について「医薬品医療機器総合機構(医薬品の審査機関)に体内のウイルス量を下げる効果を示す治験データを提出した」と発表した。

 既に処方されているメルクの飲み薬は、重症化リスクがある患者に限られるが、塩野義が開発中の飲み薬は12歳以上であれば重症化リスクのあるなしに関係なく処方できるということです。

 治験のデータのほとんどが日本人であり、ファイザーと同じタイプの薬であることから、承認期間が大幅に短縮されるとの期待があります。
 岸田首相は令和4年2月2日の予算委員会で塩野義の飲み薬の早期承認を目指す考えを明らかにしました。

 塩野義は早期承認を見込んで既に生産を開始していて、年度内に100万人分を供給できるとしています。
 そうなれば、診療所で高齢者などに幅広く飲み薬を処方することができ、重症化を大幅に減らせる。医療体制の負荷は格段に軽くなることが期待できます。

 国産飲み薬の処方を早期に実現することで高齢者などの重症化を抑制することができれば、「第6波」を早期に乗り切ることができることが期待されます。
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