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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

台湾、福島県産など5県の食品輸入再開へ 震災以来



 台湾政府は、令和4年2月8日、平成23年の東京電力福島第1原発事故後から、福島県など5県産の食品の輸入を禁止した措置を近く解除すると発表しました。

 一部を除き、約11年ぶりに輸入再開を認めます。

 台湾は、令和3年9月に加盟申請した環太平洋経済連携協定(CPTPP)加盟に向けて、日本との長年の懸案を解消し、加盟に弾みをつけたい狙いがあります。

 輸入を解禁するのは、福島、茨城、栃木、群馬、千葉の5県産の食品です。
 台湾は放射能汚染のリスクがあるとして、5県産の食品の輸入を広く制限していました。

 台湾の世論は、現在も依然として輸入解禁に反対論がありますが、蔡英文政権はTPP加盟には、同措置をこれ以上続けるわけにはいかないと判断し、輸入解禁の適切な時期を慎重に議論して検討していました。

 科学的な根拠がない食品の輸入禁止は改められるべきでしょうね。
 むしろ、遅きに失したという感さえあります。

 ちなみに、制限が残っているのは、中国、韓国、香港、マカオの4か国と地域のみだそうです。
 自分の国が、本当に危険な「毒食」を輸出してそうな国が並んだのは、皮肉というべきでしょうか。


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