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雑記帳

立憲民主党、共産との選挙協力「修正」衆院選敗北を総括

 立憲民主党は、令和4年1月27日、令和4年秋の衆院選敗北を総括する文書を決定しました。

 共産党との選挙協力に関し、参院選へ「選挙戦における全体的な戦略の見直しを図る」と結論づけました。
 小選挙区の野党候補の一本化を巡り「想定した結果は伴わなかった」と記しました。

 立憲民主党は衆院選の獲得議席が公示前より14議席少ない96議席でした。
 小選挙区は9議席増やしたものの、比例代表で23議席減らしました。

 有権者の共産党アレルギーは強いですから、国政レベルで共産党と選挙協力するのは損ですね。小選挙区で議席を増やしても、それ以上、比例で議席を減らしてしまいます。
 また、有権者だけではなく、連合からも、共産党推薦の候補者は応援しないと釘を刺されています。

 立憲民主党は、立憲民主党の政策に共鳴して積極的に投票する有権者の他、自民党や公明党に投票したくない有権者の受け皿となっています。

 自民党や公明党に投票したくない有権者の受け皿として、維新が議席を伸ばしていますし、世論調査で、比例でどの党に投票するかと聞かれたとき、立憲民主党は維新を下回るようになりました。

 共産党と1人区で共闘すると、自民党や公明党に投票したくない有権者の受け皿としての党の資格がなくなりかねません。
 現政府には不満があるが、共産党などもってのほかという有権者は圧倒的多数でしょう。

 参院選での賢明な判断が望まれます。

 渡部恒雄・笹川平和財団上席研究員の「共産との関係、先に整理を」という文書を引用します。そのとおりですね。


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