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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

3回目接種の目標「1日100万回」、首相が数値明示に転換・加速化指示

 政府は、令和4年2月6日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、1日100万回の目標を掲げる方針を固めました。

 接種の遅れを挽回するため、数値目標の明示を避けてきた姿勢を転換します。

 岸田首相が令和4年2月7日にも目標達成に向け、関係閣僚に加速化を指示する予定です。

 首相は令和4年2月6日、首相公邸で、後藤厚生労働大臣、山際経済再生大臣、堀内ワクチン大臣らと協議し、こうした方針を確認しました。
 菅内閣は1日100万回の目標を示し、加速化につなげましたが、岸田内閣は数値目標の設定には消極的でした。
 令和4年2月6日の協議では、一部で2月末の開始を見込む職域接種について、さらなる前倒しを図ることも確認しました。

 また、東京や愛知など13都県に令和4年2月13日までの期限で適用中の「まん延防止等重点措置」については、延長が避けられないとの認識を共有しました。
 延長する場合の幅は3週間、令和4年2月10日までに決定したい考えです。

 これに関連し、後藤厚生労働大臣は令和4年2月6日のフジテレビ番組で、3回目接種について、2月中は1日100万回程度の接種が必要だとの認識を示しました。
 事実上の接種目標に言及したものです。
 具体的には、後藤厚生労働大臣は、令和4年2月末までに全国97%の自治体で希望する高齢者らへの接種が終わるとの国の調査結果を紹介し、「非常に速いスピードで(1日)100万人ぐらいは打たないと市町村が回答した数字には行き着かない。そういうスピードでいきたい」と強調しました。

 もっとも、首相、厚生労働大臣、ワクチン担当大臣の能力に疑問符がつきますから、そう簡単にはいかないとは思います。


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