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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

時代とともに変化する差別用語

 ケーブルテレビなどで、古いアニメが映画が放映されていることがあります。
 白土三平の「サスケ」(全29話・放映期間昭和43年9月3日から昭和44年3月25日)がテレビで放映されていました。

 ところどころが無音になります。

 古いアニメやドラマでは、同じように「ピー」がはいるものと、全くの無音になるものがあります。

 当時は「差別用語」として禁止はされていなかったので放送されたのでしょうが、現時点では「差別用語」で禁止となっているのでしょう。

 そういえば、加藤剛主演の「砂の器」(昭和49年。松竹)」のテレビ放送も、全くの無音になる部分がありました。

 また、本来の小説には、実在する名称が用いられているため、現在の文庫本では伏せ字になっているものもあるそうです。たとえば、横溝正史の「本陣殺人事件」は実在の村名が使われていたそうです。

 あと、本題とは関係しませんが、名前つながりで傑作なのが、ポルノ小説で、架空の「女子大学」「女子短大」の名前を記載したつもりが、実在している学校があり、猛烈な抗議を受けて謝罪広告を出している例がありました。

 今なら、インターネットで簡単に検索できるんでしょうが、その昔は、そのような便利なものはありません。

 架空の学校名にするとき、最も無難な大学名は「東都大学」でしょうね。あまりに、架空の大学名として有名すぎて、誰も自分の学校の名前にしようとは考えません。

 ちなみに「浪速大学」は「大阪府立大学」の旧称(昭和30年改称)です。実在していたのですね。
 「白い巨塔」にも、架空の大学名として出てきます。
 大阪府立大学には医学部はなく、大阪大学を想定しているそうです。

 ちなみに、大阪市立大学も大阪府立大学も統合で存在しなくなります。
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