本文へ移動

2021年2022年バックナンバー

雑記帳

ネットフリックス「新聞記者」プロデューサーが制作経緯巡り遺族に謝罪

 私は知りませんが、令和4年1月13日からネットフリックスで世界同時配信されているドラマ「新聞記者」(全6話)という映画があったようです。

 ドラマ版の基となった映画「新聞記者」(令和元年公開だそうです。私は存在すら知りません。流行ってなかったそうですね)は、東京新聞・望月衣塑子記者の同名著書が原作だそうです。
 今回のドラマ版はいわばその続編で、タイトルも、監督も同一。プロデューサーも同じ河村光庸氏とのことです。

 当時の菅房長官を会見で、的外れな質問を長々として当時の菅官房長官を苦笑させるど、望月記者をほうふつとさせる女性記者を米倉涼子さんが演じたそうです。

 令和3年12月27日に、プロデューサーの河村監督が公文書改ざんを強いられた末に自殺した近畿財務局職員・赤木俊夫さんの妻、赤木雅子さんと面会し、謝罪していました。

 発端は、令和3年3月、赤木雅子さんが相澤冬樹氏(フリー記者)に亡くなった夫の遺書を託し、それが公表されたことだったそうです。

 直後、それを読んだ望月記者が赤木さんの自宅に感想を記載した手紙を送付し、河村監督の手紙も同封していたことが事の始まりです。

 ドラマ版「新聞記者」制作に向けた最初の話し合いは、令和2年5月下旬に望月記者と河村監督、赤木雅子さんの3者で、Zoom上で行われたそうです。

 赤木俊夫さんを診ていた精神科医に責任があるかのような河村監督の物言いなど、いくつかの点に不信感を抱いた赤木さんは「財務省に散々真実を歪められてきたのに、また真実を歪められかねない」と協力を拒否しました。

 その後、令和2年8月10日に再度話し合いが行われましたが、そこでも設定などを巡って溝が埋まりませんでした。

 河村監督は赤木さんに、「どうしても気になる設定があれば変えられます」「脚本をある段階でお見せして、そちらが納得できるようにします」などと提案しましたが、結局それらは履行されませんでした。

 その後、「あくまでフィクション」なので、赤木さん側の要望をほぼ受け入れずに制作を進めることが一方的にメールで通告されたそうです。

 そして、すべての撮影が終わって配信を待つばかりとなった昨年12月27日に、河村監督は赤木さんと相澤氏と都内で会談を持ちまいた。そこで、開口一番、河村監督は「言い訳にしか聞こえないと思いますが、お詫びしなければいけないと思っていまして、どうお詫びするかずっと考えていました」と謝罪したそうです。

 しかし、令和2年8月以降、一方的に話し合いを打ち切り、翌年の配信直前になって急に連絡してきた河村監督に、赤木さんは不信感を強め「夫と私は大きな組織に人生を滅茶苦茶にされたけれど、今、あの時と同じ気持ちです。ドラマ版のあらすじを見たら私たちの現実そのままじゃないですか。だいたい最初は望月さんの紹介でお会いしたのだから、すべてのきっかけは彼女です。なぜ彼女はこの場に来ないのですか」と語ったそうです。

 河村監督は「望月さんには何度も同席するよう頼んだんですが、『会社の上層部に、もう一切かかわるなと止められている』と返すのが精一杯でした。

 東京新聞は、ドラマ版も映画版も撮影場所として社屋の使用許可を出しているそうです。
 エンドロールにも「特別協力」として名前が出てくるそうです。
 東京新聞映画賞には映画版「新聞記者」を選出し表彰しました。
 今も東京新聞を訪ねると、ドラマをPRする特設コーナーが社屋に設けられ、会社として全面的にバックアップしているそうです。

 望月記者や東京新聞が、週刊文春が意見を求めたのに無視し、また、会見も開かず、声明も出さないのは不誠実ですね。
 そのような性格の方なのでしょうか。
 最初から他人を批判できる立場にはないようです。

 ちなみに、赤城雅子さん役を演じるはずだった小泉今日子さんは、本人の意思確認が取れていない以上、演じるわけにはいかないとして、出演辞退をしているそうです。

 米倉涼子さんは、本人の意思確認も取らず、小泉今日子さんが辞退した事を知って出演しました。
 「私も大失敗します」ですね。
 米倉さん自身、持病の低髄液圧症候群と闘病中だそうで、責めるのは酷な気がしますが・・・
TOPへ戻る