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　厚生労働省は、令和４年１月２７日、新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者について、自宅などでの待機期間を１０日間から７日間に短縮する方向で調整に入りました。
　令和４年１月に待機期間を見直したばかりですが、オミクロン株による潜伏期間の短さ、重症化例が少ないこと、感染者の急増に伴って濃厚接触者に認定される人が続出し、社会機能の維持が難しくなっていることが原因です。

　新型コロナの濃厚接触者は当初１４日間の待機を求められていましたが、政府は、今月１４日に１０日間に短縮しました。
　また、警察や消防、介護、保育など自治体が判断した職種、いわゆるエッセンシャルワーカーについては、６日目または７日目の検査陰性で解除するとしていました。
　厚生労働省は、１０日間を７日間に短縮する案を軸に検討し、警察や保育などの職種についてはさらに縮める方向で検討している。

　全国で連日過去最多の感染者数を更新し、学校の休校や保育園などの休園も相次いでいます。
　濃厚接触者となった子どもを持つ親は１０日間出勤できず、期間の見直しを求める声が上がっています。

　また、感染急拡大による抗原検査キットの不足を巡り、令和４年１月２７日、厚生労働省は、症状がある人や濃厚接触者向けの行政検査以外を実施する自治体や企業に対し、必要以上の発注を自粛するよう求めました。
　供給を調整するため、医療機関を最優先とし、症状がある人に対する行政検査のほか、濃厚接触者の待機期間を短縮するための検査も優先したい考えです。