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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

舞台裏

 銀行など金融機関は、通常、こぎれいにしてありますよね。

 一般に窓口を利用する場合の話です。

 ただ、弁護士という職業につくと、不動産取引の立ち会い、破産管財人として不動産の売主になったりして、結構、奥にあったり階段を上ったところにある「会議室」に出入りすることがあります。

 通常は、不動産取引は、買主のメインバンクで行われるのが通常です。

 預金口座から全額出すか、購入した不動産に抵当権を設定して借りるかなどは別として。

 もちろん「会議室」自体は、通常の場合、きれいにしてあります。

 ただ、通常の窓口から、会議室にいくまでの通路は、段ボールが無造作に並べられていたり、掃除はちゃんとしているんですが、いかんせん、耐用年数をとっくにオーバーしている床や壁など、およそ「お客様」を「お迎えする」という雰囲気ではありません。

 こういうところで、コストを削減しているかと感心させられます。

 ということですが、法律事務所も、通常、応接室(会議室と呼ばれることが多いようです)は、こぎれいにしてあります。

 ただ、弁護士の部屋(中小規模事務所の場合、パーティションで区切られている場合が多いです)は、「戦場」です。本の上にパンフレットが、記録の下には本とか、整理整頓はあまりしていません。
 私の部屋は、会議室に比べ整理性とかは不十分ですが、どこに何があるかわからないということもありません。比較的整理がなされています。

 一般論からすると、複雑な事件以外について、袋に記録一式を入れている弁護士さんは、記録の保管が十分ではなく、どんな簡単な事件でも、原本はクリアフォルダーに入れ、訴状や準備書面などはファイルに順序よく綴っている弁護士さんは、ちゃんと記録の管理ができているといえるでしょう。
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