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2021年2022年バックナンバー

雑記帳

新型コロナウィルス騒動の終わりの始まりか

 新型コロナウィルスのオミクロン株によるものと考えられる陽性者が激増しています。
 いずれ、1日の陽性者が5万人になるとも、10万人になるともいわれています。

 ただ、新型コロナウィルスのオミクロン株の重症率や致死率は、海外の症例から、従前の武漢株、デルタ株などに比べ低いとされています。

 日本の令和4年1月15日までの新型コロナウィルスの陽性者数は約183万、死亡者数は約1万8400人ですから、致死率は1%程度です。
 ただ、日本で多くの人がワクチンが接種を受けた第5波では、従前に比べ死亡者が圧倒的に減りました。

 ワクチン接種のほか、経口薬(飲み薬)なども認可され、新型コロナウィルスによる重症化が抑えられ、また、死者も減っています。

 また、他国の新型コロナウィルスのオミクロン株の重症率や致死率が低いということを考えれば、日本での新型コロナウィルスによる死亡者数は、さらに減るでしょう。

 感染から死亡までは、一定の期間がかかります。
 日本での新型コロナウィルスのオミクロン株による陽性者数は増え続けるでしょうが、いずれピークアウトします。
 そのころになれば、日本における、新型コロナウィルスのオミクロン株による死亡者数が、陽性者数に占める概略の割合がわかるようになります。

 1日10万人の陽性者数で、しばらく経過した後の死亡者数が100人だったとします。
 致死率は0.1%と計算されます。

 致死率が0.1%になれば、従前の季節性インフルエンザの致死率と同じになります。
 通常の季節性インフルエンザでは、感染者数は国内で推定約1000万人いると言われています。
 直接的及び間接的にインフルエンザの流行によって生じた死亡を推計する超過死亡概念というものがあり、この推計によりインフルエンザによる年間死亡者数は、日本で約1万人と推計されています。

 日本における、新型コロナウィルスのオミクロン株による致死率は0.1%程度になるのではないかと予想する人がいます。専門家もいます。

 そうなれば、新型コロナウィルス騒動は理屈の上では終わります。
 季節性インフルエンザ並の致死率になった新型コロナウィルスの陽性者数について一喜一憂する理由はないからです。

 新型コロナウィルス騒動の終わりの始まりが近づいているのかも知れません。
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