西野法律事務所（法律問題のことなら大阪 弁護士会・西野法律事務所にご相談下さい)

　GoToトラベル対象のホテルや旅館の代金が、前年と比べて高いと感じた方おられませんでしょうか。

　私が、城崎温泉で、毎年のように、１２月上旬、土曜から日曜への一泊宿泊する旅館ですが、例年より、今年のほうが約２割高値がついていました。

　多くのホテルは、ダイナミックプライシングという手法を採用しています。基本的には予約が増えるとホテルの料金は上ります。

　GoToトラベルによる予約増により結果として料金が上昇し単に高くなっただけなのか、当初からGoToありきで便乗的に高く設定したのでしょうか。

　GoToトラベル対象となったので、競争率が上がったから高くなったという考えがあるでしょうが、いつもと同じように宿泊３か月前に予約しましたから、宿泊料が６５％になり、また、地域クーポンにより、半額になるから、例年より値上げしても客が来るとして値上げしたかも知れません。

　私は、大塚国際美術館という、世界の名画のコピーを集めた美術館に、１日ツアーでいくことがあるのですが、去年までは、１人８２００円のツアー料金が、GoToトラベル対象となった今年は１万０２００円になっています。

　少々マニアックなツアーのため、バスの座席が埋まるというほど客がいるというわけではありません。
　例年と同じ客の入りと考えていいでしょう。

　利用する側からすれば、２割便乗値上げされても、実質半額になるなら、４割引程度ですから問題はありません。

　GoToトラベルが廃止される令和３年の価格をみたいと思います。