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2020年バックナンバー

雑記帳

年金の世代間不公平を嘆くより5年長生きを

 
---引用開始---
 
 「世代間不公平で1000万円損」は本当か
 
 「世代間不公平」という言葉が年金では指摘されます。若い世代ほど損で、すでに年金を受けている人ほどトクというものです。世代間不公平について論じた代表的なレポートに内閣府経済社会総合研究所が2012年1月に公表した「社会保障を通じた世代別の受益と負担」があります。
 
 公的年金制度について生年別の受益と負担の比較を試算しており、1955年生まれがほぼトントン(収支ゼロ)でそれ以降はマイナスになり、75年生まれがマイナス588万円、85年生まれが同712万円、95年生まれが同674万円と大幅にマイナスになる結果でした。
 
 1000万円は超えないものの、けっこう大きな金額でマイナスになっています。やはり世代間不公平は大きいのでしょうか。
 
---引用終了---
 
 平成24年1月に公表された「社会保障を通じた世代別の受益と負担」では、年金の受け取りと支払いの生涯収支を世代間で比較すると、1955年(昭和30年)以降に生まれた世代では、支払いの方が大きくなると報道されました。
 
 私は、1955年(昭和30年)生まれです。
 
 ちょうど、私が、年金の受取りと支払いの生涯収支が一致する、つまり、損も得もしないという年齢ということになります。
 私より年長者は得です。
 私より年少者は損です。
 
 ただ、年金の損得は、本人が長生きして元を取れるかどうかなどの事情にかかっています。
(1)平均寿命を超えて長生きする。
(2)障害を背負って障害年金を受給したり、配偶者と死別して遺族年金を受給するなど、老齢年金以外の特別給付を受ける。
 という事情があれば、私より下の世代でも、元が取れるそうです。
 
 逆に、このような事情がないと損ということになります。
  「平均寿命より長生きする」というのはともかく、「障害を背負って障害年金を受給したり、配偶者と死別して遺族年金を受給する」というのは嫌なことですね。
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