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2020年バックナンバー

雑記帳

和歌山県知事の記者会見

 
 Go Toトラベルが一時停止されました。
 
 コロナの感染拡大の「悪玉」にされていますが、Go Toトラベルがコロナの感染拡大の理由という証拠はないと思います。
 
 和歌山県知事は「和歌山県でもこの秋からの第3波は、これまで以上に感染者を出していますが、もしGoToが主犯というのなら、活況を取り戻し始めていた白浜や勝浦や熊野古道や高野山から発症が拡大するはずでありますが、そんな事実はありません。それどころか感染はゼロに近い水準です」と述べています。
 
 また「大阪と関係の深い和歌山市、岩出市、橋本市などで感染の源と言いうるものが見られます」と述べています。
 和歌山市、岩出市、橋本市は、大阪市へ通勤している人もいます。
 
---引用開始---
 
 そこで、今日のお願いは、資料3にありますように、大阪府が府民に不要不急の外出は控えるように言われまして、その期間が、元は12月15日まででしたが、29日まで延長しますと大阪府知事が言われましたので、我々もそれに完全に合わせて、第一に大阪府への不要不急の外出は控えるようにお願いするというのは、継続してもらいたいということにしました。
 
 それから二つ目、これが新しいことですが、感染が拡大している地域から、帰省等される方は、高齢者等へ感染させないような行動をお願いします、ということを申し上げたいと思います。帰省をやめてくださいとは言いません。
 言いませんが、帰省をされた時は、例えば、身内に高齢者の方がいらっしゃったら、ひょっとしたら、無症状でウイルスを持っておられる状態で帰って来られる場合があるかもしれませんので、その時に、高齢者にうつしたら大変なので、念のため感染防止を、家族の中とか知り合いの中でも、きちんとやって欲しいというふうに思っているということです。
 
 この帰省等の「等」は、帰省というと、和歌山に家があって帰ってくる人です。だけど、親類の若い人たちが、あるいはお年寄りが、親類を訪ねて来る場合もあります。
 例えば、普段は東京に住んでいるお孫さんが和歌山のおばあちゃんのところに来る場合、これは帰省とは言いません。従って「等」もつけてあるということです。
 それから高齢者等の「等」は、高齢者と体の弱い方、疾患を持っておられる方を想定しています。
 
 従って、帰省やあるいは親類を訪ねて和歌山に来られるのは、そこまで全部止めるつもりはありませんが、お帰りになった時、あるいは来られた時は、高齢者とか体の弱い人にはうつさないように注意をしてくださいというふうにお願いをしておきたいと思います。
 これは、29日までではなくて、当分ずっとそういうことでやってくださいというお願いであります。
 一般の観光客、見ず知らずの人が、和歌山へ来ないでくださいと言うつもりはありませんし、その方に、高齢者にうつすなと言ったって、どこに高齢者がいるか分かりませんから、それは難しいと思います。
 
(中略)
 
 和歌山県は、第1波のあとの基本的対応としては、コロナの感染拡大防止は、保健医療で当たって、観光をはじめとする経済活動や県民の通常の生活に対しては、あんまり制限的なことは言わないし、しないという方針で頑張ってやってきましたので、GoToがなくなると、急にお先真っ暗と考える必要もないし、GoToは国の政策なので、国が停止と言えば、それを前提にして考えるしかないと思います。
 
 しかし、和歌山県の観光地は、夏から秋にかけて、そして直近まで、このコロナ渦にあっても活況を呈していたので、GoTo停止で、どのくらい悪影響が出るか心配です。さっそく観光業界の業況調査にはいるところです。
 
 しかし、政府の分科会を発信地にして、マスコミなどでGoToキャンペーンが感染拡大の主犯みたいに扱われていたり、感染拡大をストップさせるためには、とにかくGoToを止めることだという流れが出来てしまっているのは、いかがなものかと思っています。
 
 和歌山県でもこの秋からの第3波は、これまで以上に感染者を出していますが、もしGoToが主犯というのなら、活況を取り戻し始めていた白浜や勝浦や熊野古道や高野山から発症が拡大するはずでありますが、そんな事実はありません。それどころか感染はゼロに近い水準です。
 
 通勤や通学や、メリーマートのような商行為で大阪と関係の深い和歌山市、岩出市、橋本市などで感染の源と言いうるものが見られます。
 
 それを、政府の分科会を代表される専門家はどう説明されるのでしょうか。
 
 それよりは、GoToトラベル停止などで、若干水を掛けて冷却しながら、肝心の感染症法で闘っている全国の保健医療行政で成績の良い所を範として立て直しを迫るべきではないでしょうか。
 
---引用終了---
 
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