本文へ移動

2020年バックナンバー

雑記帳

関西の活断層

 平成28年熊本地震は、いろいろな意味で考えさせられました。 
 活断層はおそろしいということです。
 
 原子力発電の再稼働に当たり、活断層が慎重に調査される理由がわかりました。

  活断層は、2つの岩盤がある面を境にしてずれている現象を断層といい、およそ200万年前から現在までの間に繰り返し活動し、将来も活動するえられるものをいいます。
 
 近畿地方は活断層が数多くあり、大阪府の南北に伸びる上町断層や兵庫県西部の山崎断層、奈良盆地の東側を走る断層、大阪・和歌山府県境の中央構造線などは近い将来地震を引き起こす可能性があるといわれています。
 
  南海地震など南海トラフでの地震の前後に内陸での活動が活発になると言われています。
 
 阪神淡路大震災は、兵庫県南部にある活断層が動いておきた地震でした。
 
  阪神淡路大震災当時、私は和歌山市に住んでいましたから、震災による家屋と身体の損害はありませんでした。
  仮に、そのまま和歌山市に住んでいたとしたら、大阪・和歌山府県境の中央構造線(というより和歌山市のど真ん中をはしっています)による地震に恐れを持ち続けなければならなかったでしょう。
 
 ちなみに、一般的に「地震が少ない」といわれていた近畿地方でも、多くの地震が過去には発生し、多くの被害をもたらしていました。
 
 1596年(文禄5年)に近畿地方をおそった大地震はマグニチュード7.5、伏見城の天主が大破して、500人が圧死したほか、奈良・大阪・神戸など広い範囲で被害が出た地震でした。
 
 比較的最近では、鳥取地震(1943年、マグニチュード7.2)、東南海地震(1944年、マグニチュード7.9)、南海地震(1946年、マグニチュード8.0)などがあります。
 
 1946年(昭和21年)に和歌山県潮岬沖の海底で発生したマグニチュード8.0の巨大地震(南海地震)は、死者1330人、行方不明102人、家屋の全半壊35000戸という被害を出しました。
 このときは広い範囲で津波の被害がありました。
 
 でも、阪神淡路大震災など自分の生きているうちにおこるはずがない、おこるとすれば東海大地震だと思っていたのです。
 
TOPへ戻る