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2020年バックナンバー

雑記帳

ワーキングホリデー

 現在は、コロナ禍で、各国が鎖国状態となっています。

 ワーキング・ホリデーは、国の取決めにより、相手国の若者が一時的に働きながら滞在することを認める制度です。
 
 両国の青年を1年にわたって相互に受け入れることによって、広い国際的視野をもった青年を育成両国間の相互理解、友好関係を促進することとされています。
 
 具体的には、ワーキング・ビザ査証を使用する青年はアルバイトで滞在資金を補うことが許可されており、ワーキング・ホリデーは「旅する」ことに加え、「学ぶ」「働く」「暮らす」といった海外生活が総合的に体験できる制度とえます。
 
 日本政府とワーキング・ホリデー・ビザに関する取り決め又は協定を結んでいるのは、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、韓国、フランス、ドイツ、イギリス、アイルランド、デンマーク、台湾、香港、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、オーストリアの16か国です。
 
 しかし、あくまで観光が目的のビザなので、ワーキング・ホリデービザを使用して、就労や就学を第一目的とする渡航は禁じられています。
 
 就労については、あくまで「許されている」という程度なので、働くことによって選られる収入では暮らしてはいけず、自分の預金を取り崩すか、親からの援助を受けることになります。
 
 国によって語学学校に通える期間の制限がりますが、到着から3ヶ月目までは、語学習得や情報収集・仲間作りのため語学学校に通い、その後アルバイトやボランティア・スポーツ・旅行などをするというパターンが一般的です。
 
 職種は国家や地域によって異なりますが、農畜産関連作業、ツアーガイド、お土産屋、免税店、レストラン店などが多いとされています。
 風俗店等は禁止です。
 
 日本人に人気のあるのは、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、イギリスです。
 やはり、英語圏に人気がありますね。
 英語が不自由でも、ドイツ語やフランス語より「まし」でしょうし、他の言葉を習ったから「何になる」というというところかもしれません。
 
 男性より女性が多いようです。
 男性は、損な無駄なことをしている余裕はありません。
 普通は、定年が決まっていますから、若い時に1年無駄にすれば、定年前の1年の給与が減ってしまいます。
 
 ちなみに、相互主義で、日本もワーキング・ホリデーを受け入れています。
 
 ただ、発展途上国の場合、不法就労は問題となります。
 また、新興国でも、韓国は、兵役を終えた男性はウエルカムですが、満26歳以上の韓国人女性に対するワーキング・ホリデー・ビザの発給は平成26年から一切出していません。
 
 ワーキング・ホリデー制度を悪用して日本で売春していた韓国人女性が相次ぎ強制送還されたことが影響しています。
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