本文へ移動

2020年バックナンバー

雑記帳

令和2年10月の自殺、2000人超 昨年比39%増

 警察庁は、令和2年11月10日、令和2年10月の自殺者数が2153人(速報値)となり、昨年同月比で39.9%増(614人増)だったと発表しました。
 
 前年同月比で自殺者数が増えるのは4カ月連続で、厚生労働省は新型コロナウイルス感染拡大の影響など要因を分析しています。
 
 令和2年1~10月の累計は1万7219人(速報値)で、昨年同期より160人増えました。
 令和2年1~6月は昨年同月比で減少していたのですが、令和2年7月に増加に転じました。
 
 令和2年10月の自殺者は、男性が1302人、女性が851人で、都道府県別(遺体が発見された都道府県別)では、東京都が255人で最多、埼玉県151人、神奈川県148人、愛知県126人、大阪府116人、福岡県105人と続きます。
 
 令和2年11月10日現在の日本全体の新型コロナウィルスによる死亡者数は1834人です。
 なんのことはない、令和2年10月の1か月だけの自殺者数の85%に過ぎません。
 おそらく、新型コロナウィルスによる死亡は、今年いっぱいで、2000人いくかいかないか、令和2年10月の1か月分の自殺者数より少ないということになります。
 
 コロナ禍の真っ最中は、自殺する気もおきませんから自殺者数は増えません。
 コロナ禍が一段落した時点で自殺者数が増えてきます。

 これからも自殺者数は増えるでしょう。
 
 なお、令和2年10月23日、梅田の「HEP FIVE」の屋上から男子高校生が飛降り、ビルの入り口付近を歩いていた女子大生の背中を直撃し、男子高校生は搬送先の病院で死亡し、女子大生は、翌24日亡くなるという悲惨な事件がありました。
 
 他人事ではありません。
 私は「HEP FIVE」の前を歩くとき、上など見ていません。
 
 自殺するということはよくないのですが、他人を巻き添えにするということは、もっとよくありません。
 
 そんなに冷静なら、自殺はしないと考える方もおられるでしょう。
 
 ずっと昔のことですが、裁判官が、自分のマンションではなく、近くのマンションの屋上から飛び降り自殺したという事件があった記憶があります。
 動機は謎ですが、事故物件として、自分のマンションの価値が下がると考えたのかも知れません。
TOPへ戻る