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2020年バックナンバー

雑記帳

コロナ第2波の欧州、約200の空港に破産の恐れ

 ヨーロッパで、新型コロナウイルス流行の第2波により、複数の国がロックダウンの再施行を余儀なくされ、また、ロックダウンまで行かなくとも、薬局や食料品店などを除いて、店を閉めなければならないという事態に陥っています。
 
 令和2年10月27日、ヨーロッパで、飛行機の利用者数が回復しなければ、200近い空港が今後数か月で破産する可能性があると、国際空港協議会欧州支部(ACI Europe)が発表しました。
 
 国際空港協議会欧州支部(ACI Europe)によると、破産の恐れがあるのは193空港。主に地方空港で、地元のコミュニティーを支えてきたといえます。
 
 国際空港協議会欧州支部の統計によると、令和2年10月中旬時点の空港利用者は前年同期比75%減で、空港も航空会社と同様に、運営資金を賄うことが難しくなっているとのことです。
 
 これらの空港は合わせて25万人以上の雇用と、120億ユーロ(約1兆5000億円)超の国内総生産(GDP)を生み出してきました。
 
 一部の国では、新型ウイルス関連の規制で影響を受けたすべての企業を対象とする支援策とは別に、航空会社への支援を行っています。
 
 国際空港協議会欧州支部はヨーロッパ各国に対し、旅行者に隔離期間を設けるのではなく、飛行機の乗客に新型コロナ検査を実施する方向に転換するよう求めています。
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