2020年バックナンバー
雑記帳
沖縄のアメリカ軍基地はなぜもめる
普通の交通事故では、全国的な報道がなされません。
ニュース価値が低いからです。
これに対して、アメリカ兵が沖縄で交通事故を起こすと、全国的に報道されます。
他の犯罪も、普通では報道されない犯罪が、アメリカ兵が沖縄で犯すと、全国的に大々的に報道されます。
なぜ、沖縄ばかり事件が発生するとの印象は、以上の状況から考えれば納得がいきます。
日本中にアメリカの基地があります。
まず、沖縄以外に事件がないわけではなく、全国的に報道されていないという理由もあります。
具体例を挙げましょう。
岩国基地周辺では1955年から84年までの30年間にアメリカ兵がらみの殺人事件が11件あったそうです。
山口県岩国市にあるアメリカ軍基地のアメリカ兵が、広島市内で少女暴行事件を起こした事もありました。
山口県岩国市にあるアメリカ軍基地のアメリカ兵が、広島市内で少女暴行事件を起こした事もありました。
多くは、地元のローカルニュースでは報道されたのですが、全国ニュースでは大きく報道されませんでした。
アメリカ軍兵士や軍属のおこす犯罪は、日本人(在留許可をもった外国人を含む)が起こす犯罪より、むしろ少ないくらいです。
「軍人の質」というのも問題かもしれません。
「陸軍」「海軍」「空軍」「海兵隊」という軍の質の違いと、軍人の年齢による質の違いが、それぞれの基地によって異なります。
在日アメリカ軍の陸軍の司令部は座間(相模原市)にあります。
沖縄には、アメリカ陸軍特殊作戦コマンド特殊部隊群(グリーンベレー)の第1特殊部隊グループ第1大隊390人が駐留してます。
司令部に勤務する軍人はもちろんのこと、グリーンベレーの精鋭部隊も問題は起こることはごく希でしょう。
在日アメリカ軍の海軍は、横須賀、佐世保と厚木にいます。
横須賀海軍施設は、第7艦隊空母機動群の事実上の母港、厚木航空施設は第5空母航空団(空母艦載機本拠)、佐世保基地は第7艦隊の強襲揚陸艦群の事実上の母港です。
横須賀海軍施設は、第7艦隊空母機動群の事実上の母港、厚木航空施設は第5空母航空団(空母艦載機本拠)、佐世保基地は第7艦隊の強襲揚陸艦群の事実上の母港です。
在日アメリカ空軍は、横田基地に司令部があります。
横田基地(司令部等)、嘉手納基地、三沢基地です。
横田基地(司令部等)、嘉手納基地、三沢基地です。
問題は「海兵隊」のようです。
岩国は海兵隊もいますが、海兵隊の航空部隊だけです。
岩国は海兵隊もいますが、海兵隊の航空部隊だけです。
こうした所にいる軍人はパイロットを筆頭にして、地上職であってもそれなりに技術と知識が必要で、あまり質の低い軍人はやっていけない仕事についています。
問題は、沖縄の基地にいる海兵隊です。海兵隊の陸上部隊の質が低く、それが沖縄のアメリカ軍基地にいるというわけですね。
沖縄の基地で事件が多く報道されるのはアメリカ軍のどのような軍人がどこにいるかの問題で、沖縄に、事件を起こす質の低い軍人が多いと言うことです。
しかし、海兵隊は、台湾と韓国の有事のためにあるといってもいいくらいですから、位置関係からしても、やはり沖縄が合理的ではあります。
沖縄に大金を投下する大義としては、かわいそうな沖縄県民の存在が必要なのでしょう。
マスコミは、そのこともあり、沖縄の基地問題を大きく報道するのだと思います。
マスコミは、そのこともあり、沖縄の基地問題を大きく報道するのだと思います。