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2020年バックナンバー

雑記帳

ニホニウム

 理化学研究所のチームが発見し、日本初の命名権を獲得した原子番号113番の新元素の名称案が、平成28年6月9日、国際純正・応用化学連合から公表されました。 
 
 これまで日本の国名にちなむ「ジャポニウム」が有力とされてきましたが、日本語に基づく「ニホニウム」と命名されました。
 
 元素記号は「Nh」です。
 
 候補としては、ラテン語やフランス語に由来する「ジャポニウム」(「Jp」「Jn」)があがっていたそうですが、森田博士が自国語にこだわったようです。
 
 なお、過去に使用した元素名は使えない規則があり、元東北大総長の小川正孝博士が明治41年に新元素として命名し、後に別の元素と判明し周期表から削除されたニッポニウム「Np」は使えません。
 
 そういえば、元素記号は、ローマ字ですね。
 
 世界で用いられている文字は、ローマ字の他、キリル文字、ギリシャ文字、漢字、日本文字(ひらがな、カタカナ)、アラビア文字、タイ文字など各種ありますが、なぜか、万国共通のローマ字の大文字と小文字のみからなっています。
 
 ローマ字26文字のうち、「J」(「j」)「Q」(「q」)の2文字はないそうで、「ジャポニウム」(「Jp」「Jn」)という名前になっていたら、欠番は「Q」(「q」だけになっていたはずでした。
 
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