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2020年バックナンバー

雑記帳

金メダルの金含有量

 金メダル、銀メダル、銅メダルがありますが、金メダルが純金というはずはありません。
 
 相場(令和2年10月11日)としては、以下のとおりです。
 金1グラム62.06ドル
 銀1グラム25.14ドル
 
 近代オリンピックで、金・銀・銅のメダルで表彰するようになったのは、1904年の米セントルイス大会からだそうです。
 
 金メダルがほぼ「銀」で、金メッキがしてあります。
 オリンピック憲章は、「1位のメダルは銀を少なくとも総重量の92.5%使い、最低6グラムの純金で金張り・金メッキが施されていなければならない」と定めています。
 6グラムの金とすると金メダル1個3万円弱かかります。
 
 金メダルを金でつくっていたら、高くついてしようがありません。
 
  マラソンのように金メダルが1人だけならともかく、水泳や体操の団体種目、野球やサッカーなどをいれると、種目数×1=金メダル数にはなりません。
 
 ロンドンオリンピックの金メダルは、92.5%が銀で、6.16%の銅を混ぜ、残りの1.34%が金メッキでした。
 
 リオデジャネイロオリンピックで選手に授与された金メダル、実は99%が銀でできていたそうです。
  ただ、銀は、金に比べると「ただ」みたいなものですね。
 金メダルを強くかむと、銀の地金がでてきそうです。

 弁護士のバッジは、銀に金メッキがしてあります。
 
 時間が経てば、金メッキがはげ落ちて銀の地金のみになります。
 
  若い弁護士のバッジは金ぴか、中堅やベテランになると地金の銀のみとなります。
 金ぴかのバッジは、経験不足とみられるからといって、わざと何かにこすりつけて金メッキをはがそうという人もいるようです。
 ただ、高齢の弁護士でも金ぴかのバッジをしている人がいます。
 
 裁判官や検察官が、定年あるいは定年近くに退職後、弁護士になれば、高齢の弁護士でも金ぴかのバッジをつけることになります。
 
 あと、紛失再発行ということになると、金ぴかになります。
 
 案外知られていませんが、弁護士は、希望して高額の費用を支払えば、純金のバッジに変えられます。
 その可能性もありますね。趣味がいいかどうかは別として・・・
 
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