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2020年バックナンバー

雑記帳

監獄ホテル

 平成29年3月末で閉鎖された奈良少年刑務所(奈良市)日本初の「監獄ホテル」として生まれ変わるとのことです。

  奈良少年刑務所は現存する最古の刑務所で、明治41年に建てられました。
  千葉、長崎、鹿児島、金沢とともに「明治の五大監獄」の一つとして知られています。
  重厚なれんが造りが「文化的価値が高い」として、保存を求める声が上がっていました。
 
 文化財としての保存に向け、文化庁と協議していますが、老朽化が進み、試算で耐震改修費が36億円かかるということで、ホテルや博物館など収益事業が必要と判断し、民間の資金を生かすPFI方式(private finance initiative。公共施工等の設計、建設、維持管理及び運営に、民間の資金とノウハウを活用し、公共サービスの提供を民間主導で行うことで、効率的かつ効果的な公共サービスの提供を図るという方式)を採用することにしました。

  外国に行けば、監獄を改装したホテルがあります。

 「jail hotel luzern
 
 スイスの中央部、ルッツェルンにある「ジェイルホテル」です。
 
 1998年秋までルツェルン中央刑務所(1862年建築)として利用していたスイス初の刑務所ホテルです。
 
 すべての客室はハードウッドフロアで、専用バスルーム(シャワー付)が備わります。
 
 チューリッヒ、ジュネーブと並んで、一番ホテル台が高いともいえる都市・ルツェルンの歴史的な旧市街中心部に位置し、カペル橋などの観光スポットに近く、駅から徒歩わずか10分くらいにあるホテルです。
 
 比較的安いですが、やはりホテルとしては値段相応ということになります。
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