西野法律事務所（法律問題のことなら大阪 弁護士会・西野法律事務所にご相談下さい)

 　「森永ヒ素ミルク事件」が６０年以上前にありました。

 

 　私自身が巻き込まれた可能性がありました。

 

　ＮＨＫのＥＴＶ特集「母と子　あの日から～森永ヒ素ミルク中毒事件６０年～」という放送がされていました。

 

　母親が赤ちゃんに与える粉ミルクに猛毒・ヒ素が混入した「森永ヒ素ミルク中毒事件」の「その後」を追跡した特集でした。

 　母親たちの自責の念は消えていません。母親も９０歳をこえている計算です。

 

　少なくとも１３０人の乳幼児が死亡、全国で１万３０００人以上の被害者を出し、被害者の中には、脳性まひなど重い障害が残った人もいます。

 

　私は昭和３０年８月生まれ、母乳が全くでなかったため、すべて粉ミルクで育ったそうですが、「青」の「牛」のマークの森永の粉ミルクではなく、「赤」の「ナース」マークの明治の粉ミルクで育ったため無事でした。１缶（ハーフサイズ）は飲まされたようです。

 

　すべて森永なら、今頃生きていません。少なくとも弁護士はしていません。

　運が良かったのですね。

 

　私が、障がい者となり、裁判官、弁護士とならなければ、それなりの社会的な損失だったでしょうね。

 

　森永が、ヒ素ミルク事件を起こせば、間違いなくつぶれているでしょう。