2020年バックナンバー
雑記帳
令和2年8月に自殺者増
令和2年8月の自殺者数は昨年同月より15.7%増えたそうです。
これまでは、順調に、自殺者数が着実に減少していました。
平成31年・令和元年の場合、日本国内での自殺者数は2万169人で、昭和53年(1978年)の統計集計以来最小値を記録しました。
令和2年も6月までは毎月、対前年同月比減で、7月には対前年同月比で同じくらいでした。
しかし、令和2年8月に入って自殺者数は昨年同月より251人増加した1854人となりました。
令和2年2月時点で2.4%で安定していた日本の失業率は令和2年8月3.0%に上がって失業者数が206万人に増えました。
やはり、自殺と景気とは関連するようです。
失業して、生活が困窮すれば、自殺を選ぶ人もいます。
「失業率が4%まで上がると、30~60代の現役世代を中心に自殺者が年間2000人以上増える恐れがある」という推定もあります。
日本自殺予防学会の森山花鈴会長は「外出自粛、在宅勤務などで人に会う機会が減り、つらくても『助けてほしい』と言い出しづらくなっている」とし「支援の必要な人への電話連絡の回数を増やすなど対策が必要だ」と話しています。