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2020年バックナンバー

雑記帳

国勢調査

 今年は国勢調査の年ですね。
 
 大正9年(1920年)に第1回が行われ、今回の第21回調査は令和2年(2020年)10月1日です。
 
 国勢調査は、調査時における人口、その性別や年齢、配偶の関係、就業の状態や世帯の構成を調べます。
 つまり「人口及び世帯」に関する各種属性のデータの調査です。
 
 調査には、母集団のうちの一部を抽出して調査する「標本調査」(samplesurvey method)と、調査対象全体の集団の全数を調査する「全数調査」(complete survey)があります。
 
 調査対象全体の集団の全数を調査するもの、すなわち「全数調査」は「センサス」(Census)とも呼ばれます。
 国勢調査は「Population and Housing Census」です。
 センサスには、他に「農林業センサス」、「工業センサス」、「経済センサス」、「賃金センサス」があります。
 
 昔の国勢調査は、町内会の「スピーカー」が集めていましたから、内容を見られてしまう恐れがあり、本当のことがかけないという弊害もありましたが、今は、インターネットで回答できます。
 
 ちなみに、国勢調査は、全住民、すなわち外国人も対象となります。
 私は、昭和59年のドイツ留学中に、ドイツの国勢調査実施が予定されていましたが、ドイツの連邦憲法裁判所が「違憲」として、その年の国勢調査は実施されませんでした。
 
 なお、国勢調査に基づき、各都道府県の各選挙区について区割りの見直しが行われます。
 
 改正案が、国会で成立した場合、新たな区割りは、改正法の公布から1か月程度の周知期間を経て施行され、それ以降に公示される衆参議院選挙から適用されます。
 
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