西野法律事務所（法律問題のことなら大阪 弁護士会・西野法律事務所にご相談下さい)

  新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ観光業界の消費を喚起する「GoToトラベル」キャンペーンが令和２年７月からはじまり、令和２年１０月１日から東京が加わります。

 

　令和３年１月３１日、あるいは、１兆２５００万円の予算を使い切ったところで、キャンペーンは終了します。

 

　「利用しなければ損か得か」ということが言われます。

 

　旅行好きではなく、普段旅行しない人が旅行をする必要はないでしょう。

 

　仕事が忙しく、旅行できない人が旅行はできません。
　お金がなく、旅行できない人が旅行はできません。
　持病がある人、高齢者などは、なぜ、新型コロナに罹患することを覚悟で旅行しなければならないのかと思うでしょう。

 

　キャンペーンといっても、休日が増えるわけではありませんから、休めない人は旅行に行けず、キャンペーンといっても、２分の１は自己負担ですから自己負担分の金がないという人は行けず、キャンペーンをしているのは新型コロナが収束しているわけではないからですから、新型コロナに罹患することが怖い人もいけません。

 

　旅行嫌いではなく、休暇を取る余裕があり、自己負担分の金があり、新型コロナに罹患することを恐れることのない人にとって、「利用しなければ損」ということに間違いはなさそうです。

 

　ただ、天からお金が降ってくるわけではありませんから、結局は、将来の税金という形で、結局自分が支払うことになります。