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2020年バックナンバー

雑記帳

航空会社や空港名の略称と歴史

 現在、かつてのベトナムの首都であったサイゴン(Saigon)は、現在、ホーチミン市となっています。
 
 ただ、ホーチミン国際空港(タン ソン ニャット国際空港航空)のIATAコード(アルファベット3文字からなる空港の略称。関西国際空港はKIX、羽田国際空港はHND、成田国際空港はNRT)は「SGN」のままです。
 
  「SGN」はSaigonの略称であることは一目瞭然ですね。
 この他、サイゴンという旧名は、公式・非公式の文脈で、今でもベトナム人によって広く使われているようです。
 
 例えば、ベトナム鉄道のターミナル駅は「サイゴン駅」、河港も「サイゴン港」のまま、河川も「サイゴン川」のまま変わっていません。
 ベトナムのビール商品名であるビア・サイゴンをはじめ、多くの企業名や本の題名でも、旧名は使われています。
 
 また、航空会社は、アルファベットと数字2文字からなるIATAコードがあります。
 
 全日空ならNH(前身は「日本ヘリコプター輸送株式会社」)、日本航空ならJL(Japan Airlines)、ルフトハンザドイツ航空はLHです。
 
 さて、「SU」は、どこの航空会社でしょうか。
 
 ロシアの Aeroflot Russian Airlines のIATAコードです。
 
 「AA」は、アメリカン航空が先に使用していますから「AA」はつけられないにせよ「AL」くらいは、ついてもよさそうです。
 
 なぜ「SU」がついているかというと、ソビエト社会主義共和国が存在したころの「Soviet Union」 の頭文字ですね。
 
 航空会社や空港のIATAコードには、歴史を知らないと、何のことかわからないものがあります。
 
 ちなみに、JLはわかっても、NHがどこの航空会社かわからないという人もいるようです。また、NHが全日空と知っていても、NiHonの略だろうと考えている人もいます。
 
 ちなみに、私は、サイゴン陥落のニュースを、東京都文京区の下宿のラジオで聞きましたからた)、大学3年生か4年生のことですね。
 
 ベトナム、ドイツなどは統一しましたが、未だに統一できない国がお隣にあります。
 
 中国と台湾は統一する必要は全くないですが・・・
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