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2020年バックナンバー

雑記帳

ホテルの朝食

 日本では、あまりホテルに朝食がついていません。
 
 ホテルの朝食が高いことは、ご存じの通りですから、別途料金を出してホテルの朝食を食べるか、前の晩に、コンビニでパンと牛乳を買っておくか選択できることはいいことだと思います。 
 
 ヨーロッパのうち、ドイツ語圏(ドイツ、オーストリア、スイスの大半)は、よほど高級なホテルか、よほどの安宿でなければ朝食がついています。
 フランス語圏、といいますかラテン系の国々は、原則別料金です。
 
 どちらがいいかは議論のあるところでしょうが、早朝早くホテルを出る場合があることを考えれば、別の方がいいですね。
 朝食を食べなかったからといって、料金は返還されません。
 
  朝食で「コンチネンタル」といえば、パン、チーズ、ジュースやコーヒー程度の朝食、「アメリカン」は、パン、チーズ、ジュースやコーヒーだけではなく、ハム、ソーセージ、ベーコン、卵がついてきます。
 
 ドイツ語圏のホテルの朝食は、「コンチネンタル」ですが、パン・ジュース・コーヒーだけではなく、ハム、ソーセージ、ベーコンなどがつき、卵までつくと少々リッチです。
 高級ホテルは知りません。
 
 ハム・ソーセージといっても、生ハムとロースハムとサラミでは値段が違いますね。
 スーパーで見れば一目瞭然です。
 
 バイキング方式ですから、何をいくらとってもいいわけで、安ロースハムやサラミなどを食べていては損、生ハムと高めのロースハムばかり食べるのが賢明です。
 健康のことを考えても、安ロースハムやサラミはよさそうにありません。
 
 というわけで、私は、ホテルの朝食は、真っ先に食堂に行って、生ハムと高めのロースハムを山盛りにとって食べることにしています。
 
 日本で普段生活しているとき、朝食はせいぜい卵まで、ハムなどの肉類は食べませんが、ヨーロッパのホテルの朝食は、1人あたり1000円から1500円くらいですから、食べなければ損という考えです。
 
 ホテルによっては、生ハムと高めのロースハムを少ない目に、安いロースハムとサラミを多めにしているところがあります。
 小さいホテルなどでは、もともと、ハムの量が多くありません。
 
 私1人で、生ハムと高めのロースハムを全部とってしまうこともあります。当然、何回か補充されることが予定されています。
 
 東洋人がドイツ語など理解するはずがないと思っているのでしょう、ウェイターとウェイトレスが、ドイツ語で「あの日本人(Japaner)が高いハムを全部とってしまった」「補充しようか」「少し待った方がいい、補充すると、また取りに来る」という会話を大声でしていたことがありました。
 
 1人で宿泊し、「Guten Morgen!」ではなく「good morning!」とあいさつし、他に一言もしゃべっておらず、パスポートを持っているわけでもないのに「日本人」とよくわかったものです。
 
 また「補充すると、また取りに来る」という言葉を聞いて、ウエートレスの方を向いて、すぐ席を立った私の顔を見て怪訝そうな顔をされました。「もしかしたら、聞かれていたかも・・」と気づいたのかもしれません。
 
  青い目の白人だからと思って、日本語がわかるはずがないと思って、日本語で悪口を言う人もいますが、案外日本語がわかる外国人も多いです。
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