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2020年バックナンバー

雑記帳

台風の名前

 今年の台風は、おかしなルートを通っていきますね。
 地球温暖化の影響でしょうか。
 
 気象庁では毎年1月1日以後、最も早く発生した台風を第1号とし、以後台風の発生順に番号をつけています。
 
 台風には従来、米国が英語名(人名)を付けていましたが、北西太平洋または南シナ海で発生する台風防災に関する各国の政府間組織である台風委員会(日本ほか14の国と地方が加盟。カンボジア、中国、北朝鮮、香港、日本、ラオス、マカオ、マレーシア、ミクロネシア、フィリピン、韓国、タイ、アメリカ、ベトナム)は、平成12年(2000年)から、北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風には同領域内で用いられている固有の名前(加盟国などが提案した名前)を付けることになりました。 
 
 平成12年の台風第1号にカンボジアで「象」を意味する「ダムレイ」の名前が付けられ、以後、発生順にあらかじめ用意された140個の名前を順番に用いて、その後再び「ダムレイ」に戻ります。台風の年間発生数の平年値は25.6個ですので、おおむね5年間で台風の名前が一巡することになります。
 
 要するに「使い回し」ですね。
 
  「史上最強クラス」の令和2年・台風10号は「Haishen(ハイシェン)」、令和2年・台風9号は「Maysak(メイサーク)」です。
 
71 カンボジア Maysak メイサーク 木の名前 
72 中国 Haishen ハイシェン 海神 
73 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) Noul ノウル 夕焼け 
74 香港 Dolphin ドルフィン 白いるか
75 日本 Kujira クジラ くじら座、鯨 
76 ラオス Chan-hom チャンホン 木の名前 
77 マカオ Linfa リンファ はす(蓮) 
78 マレーシア Nangka ナンカー 果物の名前 
79 ミクロネシア Saudel ソウデル 伝説上の首長の護衛兵 
80 フィリピン Molave モラヴェ 木の名前 
 
 と続きます。
 
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