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2020年バックナンバー

雑記帳

アラビア数字

 アラビア数字(Arabic numerals)は「0、1、2、3、4、5、6、7、8、9」ですね。
 
 現実のアラビアの数字は右記のとおりです。
 
 「0、1、2、3、4、5、6、7、8、9」は、インド数字に起源を持つ十進記数法の数字です。
 
 インド起源の数字にもかかわらず「アラビア数字」と呼ぶのは、アラビアからヨーロッパへ伝わり、そこで「Arabic numerals」と命名されたことによります。
 
 日本の法令ではアラビア数字と呼んでいます。そのまま翻訳したにすぎません。
 
  筆算に用いる数字であるため算用数字とも呼びます。
 
 インドの数学は、6世紀に「0」が「発見」されました。
  位取りができるようになったということが、画期的な進歩ということになります。
 
 ヨーロッパでは、ローマ数字が用いられていました。
  「0」を知りませんから、文字を並べるしかなかったのですね。
 
  I、 II、 III、 IV、 V、VI、VII、VIII、IX、X のように並べて表現します。I、 V、 X、 L、 C、 D、 Mがそれぞれ1、5、10、50、100、500、1000を表します。
 
 中国も同じことで、8世紀に、インドから「0」を導入したそうです。
 
  「〇」は「一、二、三、四、五、六、七、八、九」よりずっと後にできたそうです。

  話は代わって、私の母は、和歌山家庭裁判所の事務官でした。現業(掃除、炊事など)は、戦前から女性公務員がいたのですが、男性と同様の仕事をする事務官としては1期生だったそうです。
 
  私が生まれてから、すぐ、退職して専業主婦になりましたが、「女性はいつ辞めるかわからない」という先例を、早くもつくったことになります。
 
 任用試験に「アラビア数字で一から九まで記載しなさい」という問題があったそうです。
 
  「1、2、3、4、5、6、7、8、9」が正解ですが、合格しなかった友人のうちには「I、 II、 III、 IV、 V、VI、VII、VIII、IX」と解答した人が結構いたそうです。
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