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2020年バックナンバー

雑記帳

アメリカ、台湾に兵器を大規模売却へ

 トランプアメリカ政権が台湾に巡航ミサイルや無人機、多連装ロケット砲など7種類の兵器システムの売却を計画していことが報道されました。
 
 中国の軍事的圧力にさらされている台湾の防衛力強化を支援するのが目的です。
 
 アメリカ国による台湾への武器輸出で7種の兵器を一度に売却するのは異例ということです。
 
 ポンペオ国務長官が、トランプ大統領に売却計画の内容を説明し、1、2か月内に議会に通知されます。
 
 売却が計画されている兵器は、中国による台湾への上陸侵攻作戦の阻止に向けた沿岸防衛や対潜水艦戦闘の能力強化を目指すもので、関係者は台湾を「ハリネズミ」のように武装させることで中国から攻撃されにくくするとしています。
 
 台湾の蔡英文総統も、台湾の防衛力強化に向けてアメリカ国からの兵器購入を積極的に進めていく意向を表明しています。
 
 売却が計画されているのは、「高機動ロケット砲システム」(HIMARS)と呼ばれる自走多連装ロケット砲や、武装無人偵察機、ハープーン対艦ミサイル、水中機雷などです。
 
 アメリカのスティルウェル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は令和2年9月17日、上院外交委員会の公聴会で証言し、中国による台湾や南シナ海、沖縄県石垣市の尖閣諸島)周辺での『挑戦的行動』や香港国家安全維持法の施行などに関し「世界的な国家主体のやることではない。無法なごろつきの振る舞いだ」と非難し、アメリカ台関係について「国際的懸案をめぐる連携や経済的関与を通じて強固な関係を一層深化させていく」と表明しています。
 
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