本文へ移動

2020年バックナンバー

雑記帳

民放、衝撃のCM収入減

 新型コロナウイルスの影響で中止続きだった民放キー局(日本テレビを除く)の社長定例記者会見が約3カ月ぶりに再開しました。
 
 各局ともおおむね令和2年4、5月の「ステイホーム」期間中、視聴者の在宅率が上がり多くの人に見られていたが、経営の根幹であるCM収入は大ダメージとなる衝撃的な数字を記録したようです。
 
 テレビCMには、番組と一体となった枠で放送し、特定の視聴者層に見てもらいやすい「タイムCM」と、番組の合間などさまざまな時間に流される「スポットCM」があります。
 
 TBSによると、TBSの令和2年4月のスポットCM収入は前年比で77%台、5月が59%台だったそうです。
 
 新商品のキャンペーンなど機動的に使われるスポットCMは景気などの影響を受けやすく、外出自粛が続いた五月は各局とも約30〜40%と大幅に下落しました。
 
 化粧品、外食、レジャーなどの業種でCM出稿量の落ち込みが目立ちました。
 
 そもそも近年、インターネット広告の伸びや若者のテレビ離れなどが影響し、特にスポット収入は下落傾向が著しい。キー局5社が令和2年5月に発表した2019年度決算は広告収入が低迷し、全局とも減益となりました。

(民放キー5局 5月のスポット CM収入)
日本テレビ 未発表
テレビ朝日 58.7%
TBS   59%台
テレビ東京 64.7%
フジテレビ 57.5%
(いずれも前年同期比)
 
 いままで、BSでしか見なかった、健康食品のCMが、地上波でも見るようになりました。
 テレビ業界も苦しいのでしょうね。
TOPへ戻る