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2020年バックナンバー

雑記帳

LEGEND

 プロスポーツのレジェンドと言えば誰を思い浮かべるでしょうか。
 年代性別で大きな違いがあると思います。
 
 「legend」は「伝説」[伝説的人物」という意味があります。
 
 ただ「legend」という文字をよく見るのは、地図ですね。
 「legend」は「凡例」という意味があります。
  地図などに使用されていますね。

 私が思いつくのは、ベトナムのホテル「LEGEND HOTEL SAIGON」です。
 
 一度も宿泊したことはありません。
 
 今は、韓国の某財閥に売却されています。また、韓国の某財閥も転売しています。
 
 大昔に事件を扱いました。
 
 その昔、日本の菓子メーカーが、ベトナム海軍との合弁でつくったホテルです。
 他に、ガードマンの会社、クリーニング会社なども合弁でしていました。
 
 私の依頼者は出資者で、開業の見込みがないから出資金返せという訴訟でした。
 
 日本の菓子メーカーの代表者交代で、資金が出せないという状態になりました。もちろん、ベトナム海軍に金があるはずもありません。
 
 第1審、第2審は、工事が遅れているが、ホテルが建つ見込みがないではないとして請求が棄却されました。
 上告しました。
 ずっと工事がとまったままでした。
 
 上告審の裁判がでません。
 何回問い合わせても、審理中ですという答えが返ってくるだけでした。
 
 上告してから2年近くしてから、上告棄却の裁判書が送付されてきました。
 
 しばらくして(2001年1月)、日本の菓子メーカーのホテルが完成したとの新聞報道がありました。
 
 裁判所は、東南アジアの法律制度の確立のため、現職の裁判官を派遣していますから、ベトナムの情勢はわかっていたのでしょうね。
 
 さらに5年くらいたって、また、代表者がかわって方針が変更になった、出資した人には返金することになったとの連絡があり、依頼者は出資金を返却してもらいました。
 
 もっとも、1ドル200円だったのに、120円くらいになって目減りしていました。
 
 ただ、当該ホテルの基礎の杭が、サイゴン川に直接打ち込まれていること、2、3年近く工事が中止されていた(建物の建築を中断することは、建物に悪影響を与えます)ことは、あまり、報道されていません。
 
 話を戻して、英語で書いてある合弁契約の内容も争点になりました。
 
 契約書に、日付の「23日」が「23th」と記載されていました。本来なら「23rd」ですね。
 
 日本人もベトナム人も「にじゅうさん+th」「hai mươiba +th」と考えていたのでしょうね。
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