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2020年バックナンバー

雑記帳

パソナ、本社機能を淡路島に 東京集中の弊害回避

 人材派遣のパソナグループは、令和2年9月から、段階的に東京にある本社の主要機能を兵庫県の淡路島に移と発表しました。
 
 主要幹部は淡路島に常駐し、経営企画や人事などの本部機能の約1200人が対象になる見通しです。
 
 新型コロナウイルスの感染拡大を機に働き方やオフィス機能の見直しが広がっており、パソナはテレワークも活用しながら本社の地方移転を進めるとのことです。
 
 令和6年5月末をめどに段階的に進め、生活の拠点を移すかどうかは本人の意思を確認して進めます。
 
 上場企業の5割が東京都に本社を置くなど東京への一極集中は、通勤混雑や地震など災害への備えの面からも課題になっています。
 
 パソナ業部門やグループ企業を含め約4600人が働いています。
 移転の対象は、管理部門やIT(情報技術)システム部門などで、こうした人員の30%割程度は東京に残します。
 営業拠点は引き続き東京を含む全国に置きます。
 
 パソナでは、新型コロナ対策で4割程度がテレワークで勤務しており、移転後も制度を活用します。
 
 なぜ、よりによって淡路島なのでしょうか。
 
 創業者の南部氏が兵庫県出身ということのようです。
 
 もちろん、最大の問題は、淡路島で働く社員の子弟の教育の問題です。
 
 淡路島には、電車がありません。
 公共交通機関といえば、バスくらいです。
 高速バスは、洲本他の市と神戸三宮と結んでいます。
 片道1時間半、片道1800円くらいです。
 徳島の方に走っても仕方がないですね。
 
 運転免許をもっている大人は自動車を利用できます。
 18歳未満なら自動車は運転できませんし、16歳未満ならバイクも運転できません。
 
 子弟が進学校に行きたいという場合は、どうするのでしょうか。
 下宿させるということになるのでしょうか。
 師弟が、塾へ行きたい、予備校へ行きたいという場合はどうするのでしょうか。
 衛星利用の予備校でしょうか。
 
 わざわざ淡路島にいきたい社員がいるかどうかも疑問ですね。
 あまり、上質の人材は集まらないと思います。
 
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