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2020年バックナンバー

雑記帳

72年間、2%経済成長を続ければ

 国家の負債が1兆円を超えています。
 
 また、新型コロナ禍で、国は大盤振舞いをして新規国債を発行しています。
 国税、特に、法人税と所得税は減少するでしょうから、国債を発行しなければなりません。。
 
 日本銀行は、2%のインフレターゲットを設定しています。
 2%のインフレ率は、日本において、失業者数を少なくしようとすると、最適なインフレ率ということで目標にされています。
 
 国は、インフレによる債務価値減少をすることができます。
 ハイパー・インフレにならない程度の適切なインフレを進行させ、それによって名目GDPを引き上げ、結果的に公的債務残高の実質負担額を減らすという手法です。
 
 こうしたインフレが進行すれば、その「恩恵」は経済全体に及びます。
 
 お金を借りている人がみな、等しく債務価値が減少します。
 
 国家権力という力を使えば、それをある程度人為的に達成することができるという意味では、まさに、国家ならではの特権といえます。
 
 72の法則があります。
 
 「元本が何年後に2倍になるか」ということですが、インフレ率が2%をコンスタントに続けば、36年経てば元本が2倍になります。
 逆に、債務は、インフレ率が2%をコンスタントに続けば、36年経てば元本が半分になります。
 
 新型コロナ禍で、国は大盤振舞いをして発生した新規国債と、法人税と所得税が減少することによる新規国債を、増税で返済するという方法もあります。
 
 しかし、増税すれば、景気が冷込み、税収がさらに減るという悪循環が起こりかねません。
 増税は、愚策かと思います。
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