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2020年バックナンバー

雑記帳

歯科医師が2029年に約1万4000人過剰

 少し古い統計ですが、平成28年12月13日、厚生労働省は、歯科医師が2029年に約1万4000人過剰となるという推計をまとめました。
 
 厚生労働省は、将来の歯科医師の過不足を把握するため需給見通しを試算しました。
 
 現行の歯科医師数や国家試験の合格者数から、将来の歯科医師数を推計し、少子高齢化を踏まえた推定患者数や歯科医師が1日に診察する患者数などから、必要となる歯科医師数を算定しました。
 
 歯科医師は、平成26年末時点で約10万人います。
 20年間で約2万人増えたことになります。
 
 開業する歯科医師も多く、診療所数は約6万9000もあり、「(5万店超の)コンビニエンスストアより多い」と指摘されされています。
 
  競争激化から診療所の経営が厳しさをます中、不必要な診療が行われたり治療が長引いたりする懸念があるといわれています。
 
 現在でも、歯科医師は過剰で、弁護士と並んで「構造不況業種」といわれています。
 
 弁護士は、開業するにしても、電話、コンピュータ、コピーとファクシミリの複合機があれば仕事ができます。
 歯科医師は無理ですね。高価な設備が必要です。
 
 開業してうまくいかなければ破産となります。
 
 厚生労働省は文部科学省と連携し、歯学部定員の削減や国家試験の合格基準引き上げを検討するとしています。
 
 遅きに失した感じがしないでもありません。
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