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2020年バックナンバー

雑記帳

海自7隻目のイージス艦「まや」が就役

 令和2年2月19日、海上自衛隊の7隻目のイージス艦となる護衛艦「まや」が就役しました。
 
 「まや」は全長170メートル、排水量8200トンで、自衛隊のイージス艦では最大級となります。
 
 イージス機能を搭載した護衛艦は、以下のとおりです。DDGは、ミサイル駆逐艦型の護衛艦を意味しています。ご覧の通り、山の名前がつけられています。
 
まや型
DDG-180 はぐろ(令和3年3月就役予定)
DDG-179 まや
 
あたご型
DDG-178  あしがら
DDG-177  あたご 
 
こんごう型
DDG-176  ちょうかい
DDG-175  みょうこう
DDG-174  きりしま
DDG-173  こんごう  
 
 巡航ミサイル攻撃から日米の護衛艦などを守るために開発された「共同交戦能力(CEC。Cooperative Engagement Capability)」を海自艦として初めて搭載しており、防空能力の大幅な向上が期待されています。
 
 CECは、敵のミサイルや航空機の位置情報を味方が瞬時に共有できるようになっています。
 
 前方の航空機などから得た情報を基に、自艦のレーダーで捕捉できないミサイルも迎撃可能となります。
 
 従来のイージス艦のシステムでは、自らのレーダーで探知したミサイルなどにしか対応できませんでした。
 
 自衛隊では「まや」以外にCECを装備していませんから、当面は、アメリカ軍と連携してCECを運用します。
 CECは「まや」型の2番艦として来年3月に就役予定の護衛艦「はぐろ」への搭載が決まっているほか、13機体制を目指す早期警戒機「E2D」への搭載も検討されています。
 
 CECの導入が進めば、中国が急速に能力を向上させている巡航ミサイルや、北朝鮮の弾道ミサイルへの対処能力が高まる見通しとなります。
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