2020年バックナンバー
雑記帳
最近よく聞く同音異義語
日本語には、同音異義語がたくさんあります。
たいていは、文章の流れでわかるものなのですが「収束」「終息」の区別はつきにくいですね。
「収束」は「収まる」「束ねる」ということから、「(状況・事態などが)ある一定の状態に落ち着く」という意味です。
「終息」は「完全に終わる」という意味です。
「終息」は「完全に終わる」という意味です。
「新型コロナ肺炎」が収束するというのは、終わりというわけではありませんが、一定程度に落ち着いてきて将来の目鼻がたってきたということでしょう。
「新型コロナ肺炎」が終息するというのは、少なくとも、そのシーズンの(来シーズンはわかりません)新型コロナ肺炎の「完全制圧」の場合には「終息」でしょう。
「宣言」する場合には一般に「完全制圧」でしょうから、「新型コロナ肺炎終息宣言」なのです。
聞いていただけではわかりませんね。
テレビ画面に出るテロップが正しいというわけでもないでしょうし。
ちなみに新型コロナウィルスの件については、「防疫」と「貿易」が紛らわしいですね。
通常は、あまり間違える同音異義湖ではありませんが、新型コロナ肺炎に対し、死者が出たり病気が出ることを防ぐ「防疫」と、新型コロナ肺炎によって、悪影響がある「貿易」の両方があります。
討論番組を見ていると、混同していて、議論がかみ合っていなかったりします。