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2020年バックナンバー

雑記帳

兵庫-大阪の往来自粛

 大阪府の吉村洋文知事は、令和2年3月19日「大阪-兵庫間の往来につきましては、この3連休については、不要不急の往来を控えて頂きたい」と述べました。
 
 兵庫県の井戸敏三知事も、令和2年3月19日「大阪とその他の地域への往来を自粛するよう」呼掛けました。
 
 意図は何でしょう。
 
 大阪府の吉村知事によりますと、国の感染症対策の専門家から「いつ爆発的な感染が起きてもおかしくない状態」という見解が示され、3月に入って感染者が急増している大阪と兵庫では、最悪の場合、今後1週間で感染者が586人に増え、さらに1週間後には3374人に達するという試算が示されたため、この3連休の大阪-兵庫の不要不急の往来の自粛を求めたということです。
 
 文面だけ見ると、連休中に「大阪府民が、大阪市の繁華街繰り出してもいいが、神戸市の繁華街繰り出してもいけない」あるいは「兵庫県民が、神戸市の繁華街繰り出してもいいが、大阪市の繁華街繰り出してもいけない」と読めます。
 
 ただ、大阪府と兵庫県は、近畿でも新型コロナ感染者が多く「大阪府民は、大阪市の繁華街や神戸市の繁華街に繰出してはいけない」「兵庫県民も、神戸市の繁華街や大阪市の繁華街に繰出してはいけない」という趣旨だと思われます。
 
 結局、3連休だからといって、浮かれて遊び回るなと言うことでしょう。
 
 ちなみに、兵庫県「1人が生み出す2次感染者数の平均値」が1を超えています。
 
 1を超えているというのは、爆発的な感染が、いつ起きてもおかしくない状況といえます。
 大阪府は、かろうじて1を割っています。
 
 どちらこちらないようですが、兵庫県の問題意識は、大阪府の問題意識より、深刻ではないように思います。
 
 大阪と兵庫を結ぶJR西日本の在来線、私鉄の阪急電鉄と阪神電鉄も今のところ通常どおり運行しています。
 
 私は、西宮市から阪急神戸線に乗って通勤していますが、普段と違い、あまり仕事をしに行くという人は多くないかと思います。
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