2020年バックナンバー
雑記帳
ドイツがフランスなどとの国境を事実上封鎖 外国人原則入国禁止に
ドイツ連邦政府は、令和2年3月15日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、隣接するデンマーク、ルクセンブルク、フランス、スイス、オーストリアとの国境を事実上封鎖すると発表しました。
令和2年3月16日午前8時(現地時間)から開始されます。
トラック等の物流と国境を越えて通勤する市民は除外されますが、外国人は原則的に入国できなくなります。
ゼーホーファー内務大臣(CSU党首)は、令和2年3月15日夜の記者会見で「状況は非常に深刻だ。やむを得ない旅行以外はやめてほしい」と理解を求めました。
本来ならば、シェンゲン協定によって大半の欧州連合(EU)加盟国の国民は国境審査なしで自由に移動できるのですが、仕方がないですね。
ちなみに、中国やイタリアなどは、自国の一部を封鎖しましたから、シェンゲン協約内の一部を封鎖するという程度なのかもしれません。
これまで、ポーランド、デンマーク、オーストリアなどが外国人の入国禁止などの措置を取ってきました。
ドイツは国内のほぼ全域で、令和2年4月中旬か下旬までの休校や飲食店への規制などの対応策も実施しますが、感染者数が4000人を超えるなど事態は改善する見通しがないため、国境の事実上の封鎖措置に踏み切ったといえます。
ポーランドとオーストリアは「お互い様」です。
ちなみに、ドイツは9カ国と国境を接していますが、なぜ5カ国だけなのでしょうか。
他の4カ国は、オランダ、ベルギー、ハンガリーのシェンゲン協定締結国と、シェンゲン協定を締結していないチェコです。
ちなみに、日本は、国境を接している国は0です。
オーストラリアやニュージーランドと同じで、陸路では人やモノは入っていません。
こういうときは、恵まれています。