本文へ移動

2020年バックナンバー

雑記帳

日本、事実上中国人と韓国人の入国禁止

 日本政府は、令和2年3月5日、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、韓国と中国からの入国者に対して、令和2年3月9日から3月31日まで、2週間の隔離措置を取ると発表しました。
 
 日本は、韓国人について観光ビザの取得を免除しています。
 就労ビザや就学ビザなどは必要です。
 
 日本は、中国人について観光ビザの取得を一部免除しています。
 富裕層(年収800万円程度)は数次ビザを取得できます。それ以外の人は一次ビザです。
 就労ビザや就学ビザなどは必要です。
 
 日本は、中国人と韓国人の既に発行しているビザの効力を停止しました。
 富裕者用の数次の観光ビザ、就労ビザや就学ビザなどの効力は停止されました。
 
 中国人の、就労ビザや就学ビザも制限的になりますし、観光用のビザは数次一次をとわず出ないでしょう。
 韓国人の、就労ビザや就学ビザも制限的になりますし、観光ビザの免除はなくなります。
 
 中国人と韓国人を問わず、観光客は一切入国禁止、就労ビザや就学ビザも制限的になります。
 
 また、検疫強化により、中国人と韓国人を問わず、また、日本人でさえも、中国あるいは韓国の滞在者は、指定する場所での2週間の待機や日本での公共交通機関の使用自粛を要請されます。日本人の場合は、自宅が指定されることになるでしょう。
 
 中国は、日本の措置が妥当としています。
 日本に住んでいる日本人が中国に入国しようとすると14日間の隔離を義務づけていますから、お互い様です。
 
 韓国は、日本の今回の措置が不満として、対抗措置として、日本の観光ビザの取得の免除を停止しました。
 日本人が韓国に行く場合、観光ビザをとる必要がありますが、わざわざ、ビザをとってまで観光旅行に行く人はいないでしょう。
 
 韓国の反発は合理的ではありません。
 
 韓国は、既に100カ国以上から、入国禁止や、入国した場合の隔離を義務づけられています。日本は99番目でした。
 
 また、日本と同じ日に、オーストラリア(100番目の国)も日本(99番目の国)と同様の措置をとったのですが、オーストラリアに対しては反発していません。
 
 韓国は、韓国からの渡航者の入国禁止や隔離を求められても「医療水準や衛生の劣った国が、新型コロナウィルスに対処できまい~仕方がない」と上から目線で見ていた節があります。
 
 日本とオーストラリアの医療水準や衛生より、韓国の医療水準や衛生の方が上ということはありませんから、「仕方がない」と自己満足でおわらせるわけにもいきません。
 
 入国制限や隔離について、韓国が反発したのは日本1国だけです。オーストラリアに反発しない理由がありません。
 
 あと、反発しないことに説明がつかないのが中国です。
 
 また、韓国は、韓国に住んでいる韓国人が中国に入国しようとすると14日間の隔離を義務づけられています。
 中国は、済州島を除いてビザが必要ですが、14日間の隔離を義務づけられていません。
 中国の方が圧倒的に、有利な条件になっています。
 しかし、韓国は中国に対し何も言いません。
 
 日本に文句を言うのはおかしく、説明がつきませんね。
 
 韓国が文句を言いたいのは、他の国はともかく、日本との間の人的交流を禁止されると、技術の移転(日本が韓国に直接技術を教える)が遮断制限されることになりますから痛いことは痛いでしょう。
 中国のように、物を輸出入する関係にとどまりません。
 ただ、韓国は、口が裂けても言いません。
 
 今回の日本の中国と韓国に対する入国制限、検疫措置は、防疫という観点から、あまり意味はないかも知れません。
 
 ただ、中国と韓国に対する入国制限、検疫措置をとらないでおくと、日本は、既にパンデミックが発生している中国や韓国と同列に扱われる恐れがあります。
 
 日本の措置は妥当だと思います。
TOPへ戻る