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2020年バックナンバー

雑記帳

クルーズ船、21人陽性 米カリフォルニア沖

 ペンス米副大統領は令和2年3月6日、新型コロナウイルスの集団感染が疑われ、カリフォルニア州沖で待機しているクルーズ船「グランド・プリンセス」の乗客乗員のうち21人から陽性反応が出たと発表しました。
 
 46人を検査した結果、乗員19人、乗客2人が陽性だったという。船は商用でない港に入港し、全員が検査を受けます。
 
 船には、乗客乗員合わせて約3500人が乗ってして、日本人4人(乗員1人、乗客3人)も含まれます。
 
 ペンス副大統領は、は記者会見で、約1100人の乗員について「船内で隔離される」という見通しを示した。
 乗客の収容施設は明言しませんでした。
 
 これに先立ち、疾病対策センター(CDC)本部を視察したトランプ大統領は記者団に、米国内の感染者数に加えたくないため「乗船者は船内にとどまってもらいたい」と語りました。
 
 グランド・プリンセスは、集団感染が発生して横浜港で乗客らを隔離した「ダイヤモンド・プリンセス」と同じ米カーニバル社の傘下企業が運航しています。
 
 ハワイへの約2週間のクルーズ中、カリフォルニア州で死亡した感染者が2月に乗船していたことが明らかになり、予定を変更して出発地サンフランシスコの沖合に戻る途中のことでした。
 
 アメリカは、「グランド・プリンセス」を乗客を軍港に入港させ、1100人の乗員は船内隔離をするようです。
 2400人の乗客は、下船させるのかどうかは方針が決まっていないようです。
 2400人を収容できる施設があるのかどうかはわかりません。
 船内隔離もあり得ます。

 クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」について、令和2年2月11日付のニューヨーク・タイムズは「政府が公衆衛生危機に対処しないという教科書に載る(悪い)例だ」という危機管理の専門家の声を紹介し、記事ではダイヤモンド・プリンセスが「中国以外で最も感染者が多い場所」であり、「停泊を続けることで感染を拡大させている」と指摘しています。
 
 令和2年2月13日付のワシントン・ポストは「日本政府がなぜもっと早く乗客の検査をし、下船させるための迅速な対応が取れなかったのか疑問だ。船にいる乗客乗員は感染の危険にさらされ続ける」と指摘、「これは基本的人権の侵害だ」と批判しました。
 
 アメリカ政府の「お手並み」を拝見することになります。
 
 日本人の乗員1人は船内隔離で仕方がないでしょう。
 日本人の乗客3人は、チャーター機を飛ばすかどうかが検討されることになります。
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