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2020年バックナンバー

雑記帳

2020年から韓国の人口減少

 令和2年2月26日、韓国の統計庁は「2019年出生・死亡統計」を発表しました。
 
 2019年の韓国の合計特殊出生率は0.92人で、1970年の関連統計の作成開始以降、最低となりました。
 
 韓国の合計特殊出生率は経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で最低です。
 
 韓国に次いで合計特殊出生率が低い国はギリシャ、イタリア、スペインなどですが、これらの国の合計特殊出生率は1.3人台です。
 
 ちなみに、日本の令和元年6月に発表された統計では、平成30年の合計特殊出生率は1.42と悲惨な数字ですが、下には下があるということです。
 
 韓国の出生児数が急激に減少しているのに対し、高齢者人口の増加で死亡者数は緩やかに増加していて、2019年、出生児数から死亡者数を引いた人口の自然増は8000人にとどまり、史上最少値を記録しました。
 5000万人の人口からすれば、自然増の8000人という数字は、事実上0に近い数字です。
 
 韓国では令和2年には、既に人口減が始まっています。結果が出るのは令和3年の統計発表時です。
 
 韓国の統計庁が2016年に発表した人口自然減の開始年は2029年でした。
 わずか3年間で自然減の開始予測年が10年も繰上がった計算です。
 
 各国、将来の人口の推計は、あまり「はずれ」ないものです。
 ですから、韓国の出生数減は異常事態ということになります。
 
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