2020年バックナンバー
雑記帳
新型コロナウイルス イタリアで感染者1000人超える
イタリア政府は、令和元年2月29日、新型コロナウイルスの感染者が1000人を超えたと発表しました。
1000人の大台超えは、中国、韓国について3カ国目です。
感染の中心となっているのは北部の3つの州で、ミラノのあるロンバルディア州が615人、エミリアロマーニャ州が217人、ベネチアのあるベネト州が191人で感染者全体の9割を占めています。
イタリアは、ミラノ・ジェノヴァ・トリノを中心とする北部が重工業地域(北イタリア)として発展しているのに対し、南部(南イタリア)は一次産業を中心としているが故に生じている経済格差が問題となっています。
一時期、北イタリアのイタリアからの独立を求める運動があったくらいです。
北イタリアが南イタリアを食わせているのであり、北イタリアがイタリアから独立すれば、貧乏な南イタリアを養わなくていいという計算です。
今回は、まさに北部の北イタリアが被害を受けているわけですから、イタリアの工業生産に暗雲が垂れ込めますし、また、ベネチアなど観光業界も不振となります。
ローマ、ナポリなど南部の地域は、北イタリアの工業生産で食っているところがありますから、やはり打撃です。
ローマ、ナポリなど南部の地域は、北イタリアの工業生産で食っているところがありますから、やはり打撃です。
アメリカは、イタリアや韓国の一部地域への渡航中止を勧告したと発表しし、国務省はこれらの地域への渡航警戒レベルを4段階中最高の「渡航中止」(レベル4)に引上げました。
イタリアは、中国と関係が強いといわれています。
イタリアはG7(先進7カ国)で初めて中国と「一帯一路」構想に関する覚書を締結しました。
イタリアは同構想に参画し、ビジネス協力を展開するほか、中国からの投資増を促し景気回復を狙っているという中、イタリアと中国人の往来が多くなっていました。
イタリアは同構想に参画し、ビジネス協力を展開するほか、中国からの投資増を促し景気回復を狙っているという中、イタリアと中国人の往来が多くなっていました。
それ以前にも、イタリア北部には、伝統的に中国人が多く住み、イタリア在住の中国人の往来が多くありました。
イタリアは、日本などのように、新型コロナウィルスの対策をしていたわけでもありませんし、日本のように衛生状態はよくありません。
それにしても、10日やそこらで1000人越は驚きます。