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2020年バックナンバー

雑記帳

病床不足がもたらした悲劇

---引用開始---
 
自宅隔離患者、13人目の死亡者に
大邱だけで570人が入院待機中
検査を増やし、感染者の急増が予想されたにも
韓国政府、重症度の指針をまとめておらず
若くて軽症の場合は自宅療養を考慮するなど分類の基準を定め、病床を配置すべき
 
 大邱で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者数が急増し、検査で陽性反応の判定を受けたが病床がなく自宅で待機して入院を待っていた患者が27日に死亡した。
 COVID-19の検査を大幅に増やし、新規の患者が急増する可能性の高い状況だったにもかかわらず、保健当局が対策を講じなかったため起きた悲劇だ。
 医療専門家らは、患者の重症度によって病床を割り当て、比較的若くて軽症の感染者は自宅療養できるようにすべきだと提案する。
 
 この日の大邱市側の説明を総合すると、25日にCOVID-19の感染が確認された13人目の死亡者、Aさん(75・男)は病床がなくて自宅待機していた。しかし、同日午前6時に突然呼吸困難の症状を示し、嶺南大学病院へ移送されて心肺蘇生術を受けたが、午前9時に死亡した。
 
 彼は新天地大邱教会の信者で、保健当局の全数調査で陽性判定が出てから3日間にわたり自宅で待機していた。
 
 大邱市感染病管理支援団のキム・ジョンヨン副団長は「高齢で基礎疾患のある人は優先的に入院させるが、Aさんはあまり症状がなく、入院対象に含まれなかった」と述べた。
 
---引用終了---
 
「患者の重症度によって病床を割り当て、比較的若くて軽症の感染者は自宅療養できるようにすべき」
 
 つまり、比較的若くて軽症の感染者を入院させると、病床が満杯になってしった結果、高齢の患者、持病をもつ患者や、既に重篤となっている患者を入院させることができなくなり、自宅で待機させられているうちに死亡する患者が出るということです。
 
 比較的若くて軽症の感染者を、コロナウィルス罹患という診断をしてしまいますと「急変にそなえて入院させてほしい」という患者が出て、断り切れず入院させた結果、本当に治療の必要な患者を死なせてしまいます。
 
 検査する人を限定するという日本政府の方針は正しいです。
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