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2020年バックナンバー

雑記帳

ニュージーランド南島で大規模洪水、観光客ら数百人が孤立

 ニュージーランドの主要な島は、北島(North Island)と南島(South Island)です。
 その他、小さな島からなります。
 
 ちなみに、排他的経済水域(EZZ)の面積はアメリカ、オーストラリア、インドネシア、ニュージーランド、カナダ、日本の順ですから、ニュージーランドは4位です。
 
 ニュージーランドはオーストラリアに近いように見えますが、シドニー発・オークランド行の飛行機の所要時間は3時間強と結構距離があります。
 
 大阪から、那覇や札幌が2時間ですから、大阪から飛べば、日本を飛び越えてしまうだけの距離があります。
 
 ニュージーランド観光の中心は南島で、ハイライトは、マウントクック(現地名・アオラキ)とミルフォードサウンド(Milford Sound)です。
 
 氷河で削られた湾で、そそり立つ山々や多角から流れ落ちる滝、また、アシカの大群の他、天気がよければイルカもみることができます。
 
 雨がちな地方ですから、よほど運がよくなければ、雨の中のクルーズということになります。
 それはそれで、流れ落ちる滝の迫力が倍加するため、一見の価値はあります。

 海外旅行のパンフレットをみると、ほぼすべてのツアーがマウントクックとミルフォードサウンドを訪問します。
 
 ミルフォードサウンドは、クイーンズタウンから出発し、1時間30分のクルーズのために、途中のテ・アナウ(Te Anau)で30分程度の休憩を含めて往復10時間のバスに乗ることになります。
 
 令和2年2月5日、ニュージーランドの南島(South Island)で、大雨が続いたことによる洪水の影響で、住民数千人が避難を余儀なくされ、大雨により主要道路での地滑りや堤防の決壊が発生し、当局が非常事態を宣言しました。
 
 ミルフォードサウンドで、観光客ら数百人が孤立状態となりました。
 
 ミルフォードサウンドに通じる唯一の道路では洪水により数か所で崩落などが発生し、当局によると、およそ200人が近くのテ・アナウ(Te Anau)まで空路搬送されています。
 
 また、南西部にあるハイキングコース「ルートバーントラック(Routeburn Track)」で小屋を巻き込む地滑りが発生し、2人が軽傷を負っています。
 
 ミルフォードサウンドの大雨のため、観光客を乗せたバスの運行休止は結構あります。
 結構、大雨が降ると通行できない難所がありますから。
 
 ただ、出発はしたものの帰れなかったという話は前代未聞ですね。
 よほど、天気予報がいい加減だったのか、あるいは、異常気象だったからでしょうか。
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